最近、めっきり寒くなってきましたね。羽毛布団だけでは、肌寒いと感じる日が増えてきました。
そんなときに重宝するのが、毛布です。ふんわりと暖かい毛布は、冬には欠かせない存在ですよね。
そこで、今回は毛布選びのポイントや、正しい使い方についてご紹介していきます。
毛布をうまく活用して、寒い冬を乗り切りましょう!
目次
毛布選びの4つのポイントとは?
毛布なんて、どれも同じだと思っていませんか?
実はそんなことはありません。
最近では、性能の異なる商品が続々と登場しているのです。
ウールやカシミヤなどの天然素材から、ポリエステルやアクリルなどの化学繊維のものまで、素材もさまざま。
思わず目移りしてしまいそうです。
それでは毛布を選ぶときには、どんなポイントに注目すれば良いのでしょうか。
①保温性
まず、最も重要なのが保温性です。
毛布を使うシーンを想像してみてください。
一般的には、羽毛布団などの掛け布団と一緒に使われることが多いのではないでしょうか。
つまり毛布の主な役割は、掛け布団だけでは足りない保温性を補うこと。
高い保温性を誇る素材といえば、ウールです。
空気の層を多く含むため暖かく、冬の寝具にはぴったりです。
毛布の素材として、真っ先に思いつくのもウールではないでしょうか。
素材以外で保温性を左右するのが、毛布の厚さです。
基本的には、厚手のものほど保温性は高くなります。
ポリエステルの毛布は、素材としての保温性はウールより劣っています。
しかし、厚手のものや2枚合わせのものでは、ウールより高い保温性を発揮する製品も。
一方、最近よく見かけるのが、マイクロファイバーなどの吸湿発熱機能を備えた毛布です。
なんとなく、高機能で良さそうだと思われるもしれません。
しかし、毛布自体が発熱すると、睡眠中の体温コントロールを阻害してしまう可能性があります。
快眠の妨げとなるので、就寝時の使用にはあまり向いていません。
こういった製品は、寝始めだけに使用するなどの工夫が必要です。
②吸湿・放湿性
次に見落としやすいのが吸湿・放湿性です。
冬であっても、私たちは寝ている間に200ml程度の汗をかきます。
そのため、寝汗を吸収するか否かは非常に大切なポイントです。
これは、毛布に限った話ではありません。
寝具を選ぶ際には、必ずチェックするようにしましょう。
寝具が汗を吸わないと、布団の中に湿気がたまり、寝心地が悪くなってしまいます。
吸湿・放湿性が優れているのは、ウールや綿などの天然素材です。中でも、ウールは圧倒的です。
汗をかいてもすぐに乾くので、快適な寝心地が期待できます。
反対に、ポリエステルなどの化学繊維には、吸湿・放湿性はあまり期待できません。
蒸れやすく、就寝中に不快に感じてしまうことも。
そのため、寝ている間に毛布を蹴飛ばしてしまう恐れがあります。
③肌触り
さらに、忘れてはいけないのが肌触りです。
ふわふわの感触は、寝具の中でも毛布だけ。
お気に入りの毛布にくるまれば、なんだか幸せな気分になれますよね。
カシミヤの毛布は、ふんわりとした優しい肌触りが特徴です。
高価なだけあって、なめらかな風合いは群を抜いています。
安価なものでは、毛足の長いポリエステル毛布も手触りが良いのでおすすめです。
肌触りに関しては、個人の好みも大きく影響します。
可能であれば、店頭で確かめるようにしましょう。
毛布の表面と裏面を、撫でるように触ってみるとわかりやすいですよ。
④洗濯のしやすさ
肌に直接触れることの多い毛布は、思った以上に汚れているものです。
毛布選びにおいて、洗濯のしやすさは大切なポイントです。
毛布はクリーニングに出すという人もいるかもしれませんが、毛布を運ぶのは重労働。
また、洗い替え用の毛布を用意することは、現実的ではありません。
自宅で洗えれば、手軽に清潔さをキープすることができます。
洗濯機で洗えることは、大きなメリットだと言えるでしょう。
家庭の洗濯機で洗える製品が多いのは、綿や化学繊維の毛布です。
綿は、天然素材でありながら洗濯しやすいというのが嬉しいところです。
ただ、製品によっては手洗いを推奨しているものも。
洗濯表示は必ず確認するようにしましょう。
なお、洗濯する際には毛布を優しく折り畳み、洗濯ネットに入れることを忘れないでください。
こうすることで、洗濯機の中で絡まったりこすれたりすることを防げます。
また、毛布コースが搭載されている洗濯機であれば、そちらを活用しましょう。
機種によっては、大物洗いコースと呼ばれることも。
優しい水流で時間をかけて洗うことで、毛布の風合いを損なわずに仕上げてくれます。
毛布のおすすめの使い方
さて、毛布の正しい使い方をご存知でしょうか。
数年前にSNSで話題になったので、記憶に残っている人も多いかもしれませんね。
そんな毛布の使い方について、改めて整理していきましょう。
羽毛布団の上にのせる
羽毛布団は、毛布よりも保温性が高い寝具です。
羽毛が体温を感知することで、保温性を保っています。
したがって、羽毛布団と体の間に毛布を敷いてしまうと、保温の妨げになることも。
そこで、毛布は羽毛布団の上に敷くようにしましょう。
こうすることで、羽毛布団本来の高い保温効果が発揮できるようになります。
まとめると、上から「毛布→羽毛布団→体」の順です。
慣れない配置かもしれませんが、簡単なことなのでぜひ試してみてください。
羽毛布団と体が直接触れ合うことが、暖かさの鍵なのです。
ネムリウムおすすめの毛布
最後に、ネムリウムでおすすめの毛布についてご紹介します。
おすすめは、シール織綿毛布です。
シール織は、日本の伝統的な織り方です。
その名は、アザラシ(シール)の毛皮に似た光沢が見られることに由来します。
シール織は毛羽抜けが少なく、ふんわりとした風合いが特徴。
素材は綿100%であり、吸湿・放湿性などの機能も十分です。
自然な暖かさで蒸れにくく、快適な寝心地を実現します。
また、天然素材ならではの肌への優しさと、お手入れのしやすさも兼ね備えています。
カラーバリエーションは、豊富に揃えられています。
どれも優しい色合いで、心まで暖かくなりそう。
寝室の雰囲気に合わせて選べるのは嬉しいですね。自分へのご褒美にもぴったりです。
まとめ
毛布の選び方や正しい使い方についてご紹介しました。
その日の気温によって、使い方を変えられるのが毛布です。
そんな柔軟性も、毛布の魅力の1つなのです。
とっておきの毛布を正しく使って、寒い冬の夜を快適に過ごしましょう。