赤ちゃんは1日のうち、たくさんの睡眠をとります。
赤ちゃんが快適に眠れるように作られたのがベビー用寝具です。
今回は新生児におすすめの寝具の選び方をご紹介します。
大切な赤ちゃんのための寝具選びに、ぜひ参考にしてみてください。
目次
赤ちゃんの睡眠は一日元気の源
赤ちゃんは眠っている間にも成長をしています。
新生児の時期の健全な成長には、良い睡眠を取ることがポイントです。
赤ちゃんの睡眠が良くなるようにしましょう。
大人と異なる赤ちゃんの眠りについて
赤ちゃんにとって睡眠は、身体と心が成長していく時間です。
入眠後に分泌される成長ホルモンは、筋肉を増やし骨をのばします。
さらにレム睡眠の時間帯は、脳が一日の発見などの記憶の整理をしている時間です。
新生児から幼児期の1~5歳の間は、最も成長ホルモンが分泌されると言われています。
赤ちゃんの最適な睡眠環境とは
新生児に最適な睡眠環境についてのポイントを紹介していきます。
ご参考にして下さい。
快適な温度
赤ちゃんが快適に眠るための湿度や室温は大人が快適と思うのとほぼ同じです。
- ・夏は26~28℃、冬は18~23℃
快適な温度と湿度に保てるように、エアコンや加湿器を活用しましょう。
また、室内外の温度差が大きいと、赤ちゃんは体温調節がうまくいかず、体調を崩してしまうので室内外の気温差は5度以内にしましょう。
光環境の調節
新生児の眠りにつきやすい環境にするために、光を調整しましょう。
寝返りをうまく打てない赤ちゃんは仰向けになる時間が長くなり、照明を直接見ていることになります。
大人もまぶしい状態では熟睡できないのと同じように、赤ちゃんの睡眠環境としては良くありません。
夜8時には部屋の電気を消して、真っ暗の状態にすることがおすすめです。
ベビー寝具を使う
赤ちゃんの睡眠をサポートするために、寝具はベビー用のものを使用しましょう。
赤ちゃんは体が小さく、骨もまだ柔らかいです。
発汗量や体温調節の上手さも、大人とは異なっているので、赤ちゃんが快適に眠れるようにサポートする寝具を選ぶことがポイント。
快適な布団を選ぶ
快適な布団のポイントは6つあります。
それぞれ詳しく解説していきます。
敷き布団の硬さ
赤ちゃんが使う敷き布団は硬めがおすすめです。
硬い敷き布団を使うと、体の沈み込みが防げるので寝姿勢が保てるためです。
成長していく上で正しい寝姿勢は重要になります。
しっかりとした硬さのある敷き布団を選びましょう。
軽くて保温性がある
掛け布団を選ぶときは、寝返りの邪魔をしない重さと適度な保温性があるものにしましょう。
掛け布団が重いと、寝がえりなどが上手にできなくなってしまいます。
赤ちゃんの負担を軽減させるためにも、軽く保温性のある掛け布団を選びましょう。
快適さを保つ吸放湿性・吸水性
赤ちゃんの布団を選ぶ際には、吸放湿性・吸水性に優れたものであるのがポイントです。
赤ちゃんは大人よりも多くの汗をかくので、寝汗で冷えてしまうことがあります。
寝返りしやすいサイズ
ベビー布団には、70×120㎝のレギュラーサイズと60×90㎝のミニサイズがあります。
一般的なレギュラーサイズは、寝がえりしてもはみ出ない余裕があります。
お部屋にスペースがあまりとれない方はミニサイズがおすすめです。
いつでも清潔
ベビー寝具は自宅で洗えるものを選ぶのがポイントです。
吐き戻しやよだれやおむつ替えなど、何かと布団を汚すことが多い赤ちゃん。
また、赤ちゃんは大人よりも多く汗をかく汗っかきです。
汗の成分や皮脂はダニの温床になりやすいので、こまめに洗って清潔に保ちましょう。
汚れたらすぐに洗えるよう、お手入れしやすいものを選ぶことも大切なポイントです。
肌にやさしい素材
皮膚が薄い赤ちゃんの肌は、とてもデリケートです。
直接肌に触れるものは、肌触りが良く肌への刺激が少なく通気性の良いものを選びましょう。
新生児に準備したい布団や寝具のリスト
赤ちゃんが快適な睡眠をとるために準備したい寝具を一覧にしました。
役割や必要性を踏まえた上で何を購入するか決めましょう。
名称 | 役割 |
---|---|
ベビー布団セット | ・お布団一式 |
キルトパッド | ・汗や湿気を吸水する ・洗えるタイプがおすすめ |
防水シーツ | ・汗、おねしょが敷き布団に浸透しないよう防止する便利アイテム |
カバー類 | ・布団自体の汚れを防止できる ・カバーをすることで、布団の劣化を防ぎ、赤ちゃんの寝環境を清潔に保つ |
綿毛布 | ・冬に掛け布団とセットで使うとおすすめ |
まくら | ・ドーナツ型がおすすめ ・頭蓋骨が柔らかいため、頭の形を整えるためにもおすすめ |
タオルケット | ・夏場におすすめ ・体温調節に使えるのであると便利 |
新生児を大人用の布団で寝かせてはいけない?
新生児を大人用の布団で一人で寝かせるのは、大変危険なのでやめましょう。
なぜかというと、窒息などの事故に繋がりやすいためです。
新生児や幼児の睡眠時の事故の原因のひとつに、窒息があげられます。
大人用の寝具は赤ちゃんには非常に重く、敷布団やマットレスに顔が埋もれて身動きが取れなくなるなど、体に合っていない布団を使ったことが原因です。
このような事故を防ぐためにも、赤ちゃん用の寝具を使うようにしましょう。
まとめ|赤ちゃんの成長のためにも正しく寝具を使う
生まれたばかりの赤ちゃんにとっての睡眠は、成長のために大変重要です。
ベビー寝具は快適な睡眠を得るために大人の布団とは違う、多くの工夫が込められています。
赤ちゃんの成長に合った寝具を検討してみてください。