自分に合う枕を見つけたいと思ったとき、どのような条件で選べば良いのか悩む人は多いのではないでしょうか。自分に合った枕を見つけられれば、睡眠の質が上がり、起床時のすっきり感も変わってきます。
この記事では、自分に合う枕の6つの条件や、枕が合っていないときに起こる症状を解説します。枕選びに悩んだときの解決法も解説しているため、合わせて参考にしてください。
目次
自分に合う枕の6つの条件
自分に合う枕には、以下6つの条件があります。
- •体格に合った高さ
- •寝返りのしやすいサイズ
- •寝心地の良い素材
- •程よい硬さ
- •寝やすい寝姿勢
- •洗濯の可否
新しい枕を購入するときは、なるべく当てはまるアイテムを選びましょう。
体格に合った高さ
自分に合った枕の高さは、体格によって変わってきます。体の厚みがある男性であれば、高さのある枕が合います。一方で、体の厚みがあまりない女性の場合、低めの枕が合う傾向が高いです。
自分に合う高さの枕を探すときは、実際に頭を枕に乗せてみることがおすすめです。枕に頭を乗せてみて、あごの高さや呼吸のしやすさに着目して選びましょう。
寝返りのしやすいサイズ
自分に合った枕を選ぶときは、寝返りのしやすい大きめのものを選びましょう。
寝返りは睡眠の質を高めるために、睡眠時に無意識にとっている行動です。睡眠時にうまく寝返りができないと、体の一部分が圧迫され、体のゆがみや痛みにつながる可能性があります。
寝返りのしやすいサイズを確認するときは、実際に枕の上に頭を乗せてみて、寝返りを打ってみましょう。寝返りをしてみて枕から頭が落ちてしまう場合は、ワンサイズ大きい枕がおすすめです。
寝心地の良い素材
枕の素材によって、寝心地の良さは変わってきます。寝心地が良いと感じる素材は人によって異なるため、自分が好む素材を探しましょう。
たとえば、包み込まれるような寝心地の枕が好きな人は、羽やダウンがおすすめです。一方で、寝返りのしやすい素材を探している人は高反発ウレタンフォームやパイプ素材も合っている可能性があります。
パイプやそばがらなどの素材は寝返りをするときに粒感が気になる人もいるため、なるべく実際に頭を乗せてみて選ぶと良いでしょう。
程よい硬さ
枕を選ぶときは、寝返りのしやすい程よい硬さのものがおすすめです。
包み込まれるような寝心地が好きな人でも、柔らかすぎる枕では頭が枕に沈み込んでしまい、寝返りがうまく打てなくなる可能性があります。一方で、硬すぎる枕は寝返りのしやすさがあるものの、枕が頭にフィットしないため寝心地が悪くなる場合もあります。
自分に合った枕を探すときは、自分が寝やすいと感じる硬さの枕を選びましょう。
寝やすい寝姿勢
自分に合う枕は、寝やすいと感じる寝姿勢によっても変わってきます。
横向きで寝ることが多い場合、仰向け寝の人よりも高さのある枕が合いやすい傾向にあります。また、うつ伏せで寝る人は、仰向けで寝るときよりも低い枕を選ぶと、呼吸がしやすくなる場合が多いです。
自分が寝ているときの姿勢は、寝返りでも変わってくるため、一緒に住んでいる人に聞くのもおすすめです。もしくは、左右に高さがあり、中央は低くなっている枕だと、寝返りを打った場合にも自分に合った高さを維持できます。
洗濯の可否
不衛生な枕では、臭いが気になって良く眠れない場合もあるでしょう。枕の素材によっては洗濯ができない場合もあります。
洗濯のできない枕を購入してしまうと、長く使っているうちに汗や皮脂が染み込んでしまい、雑菌が発生して臭いにつながる可能性があります。
枕の素材によって洗濯の可否が異なるため、寝心地の好みと合わせて、洗濯できるかも確認しておきましょう。また、洗濯ができない枕の素材を選ぶ場合は、枕カバーを利用することで枕を衛生的に使いやすくなります。
枕が合っていないとどうなる?
自分に合う枕を使わないと、どのような影響が出るのか理解しておきましょう。
当てはまる不調が出た場合は、枕に関係があるか疑うこともおすすめです。
- •身体の不調につながる
- •睡眠の質が良くないと感じる
- •いびきが出やすい
体の不調につながる
起床時に、腰や肩周りに痛みを感じる経験をした人は多いのではないでしょうか。自分に合う枕を使わないと、肩こりや首こりといった体の不調を引き起こす可能性があります。
体に合う枕を使っていないと、睡眠時に必要な寝返りが打てず理想的な寝姿勢も保てません。結果的に、ストレートネックの悪化や体の痛みにつながり、睡眠の質が下がる可能性があります。
睡眠の質が良くないと感じる
自分に合った枕を使うことは、睡眠の質を良くするために非常に重要です。起床時にあまり眠った感じがしない人や、疲れがとれていない人は、自分に合う枕が使えていない可能性があるのです。
睡眠の質にとって重要な寝返りは、健康的な成人で一晩に平均約20回打つと言われています。(※1)寝返りは少なすぎても多すぎても良いものではなく、自分に合う枕を使えていないと、寝返りが打てなかったり、逆に寝返りを打ちすぎる危険性があります。
起床時にあまり眠れていないと感じるときは、枕が原因で睡眠の質が下がっている可能性を考えましょう。
いびきが出やすい
家族の悩みになりやすい睡眠時のいびきは、自分に合わない枕が原因の可能性があります。
いびきの原因は飲酒や鼻のつまりが多いですが、枕が合っていない場合もいびきがでるため注意しましょう。
高すぎる枕や硬さがない枕は、あごが下がり気道が狭まってしまい呼吸がしにくくなりいびきにつながります。一方で低すぎる枕も口呼吸の原因となり、いびきが出る可能性が考えられます。
自分に合う枕がわからないときはねむりの相談所を利用しよう
自分に合う枕探しに悩んだときは、ねむりの相談所を利用しましょう。ねむりの相談所には、睡眠や寝具に対する知識を多く有する、スリープマスターが在籍しています。
自分に合う枕を自力で探そうと思っても、実際に枕に頭を乗せてみても、合っているのかわからない人は多いでしょう。スリープマスターから枕選びのサポートを受けることで、客観的な視点と専門的なアドバイスから、最適な枕がわかります。
ほかにも、マットレスや掛け布団などほかのアイテムも合わせて相談できるため、寝具全体を自分に合わせてアップデートできます。
自分に合う枕は睡眠の悩みを改善できる!
自分に合う枕選びに悩んだときは、高さや大きさ、中の素材など6つの点に注目しましょう。なるべく6つの項目を満たした枕を選ぶことで、自分に合った枕を選びやすくなります。
自分だけでは最適な枕が選べないときは、ねむりの相談所の利用もおすすめです。ねむりの相談所では睡眠に関する総合的なアドバイスをおこなっており、枕についても相談が可能です。
自分に合った枕を見つけられれば、睡眠の質が上がり、起床時の心地よさも上がるでしょう。
【参考】
※1 寝返りは していますか