洋服やタオルに比べて、干すのが大変な布団は、どれくらいの頻度で干せば良いのか悩む方も多いようです。
人は寝ている間にたくさんの汗をかきますが、布団はその汗を吸収しています。
定期的に布団を干すと、汗を吸ったことで発生した湿気を乾燥させられます。
この記事では、布団を干す頻度や干すときの注意点をご紹介します。
干したばかりの布団で気持ちよく寝るために、布団を干す頻度を決めましょう。
目次
布団を定期的に干すメリットは?
布団を定期的に干すメリットは3つです。
メリットを知って、布団を干す頻度を考えましょう。
- ・ダニの繁殖を抑えられる
- ・嫌な臭いがとれる
- ・湿気がとれてふかふかの布団になる
ダニの繁殖を抑えられる
定期的に布団を干すと、ダニの繁殖を抑えられます。
湿気の多い夏場はダニも繁殖しやすく、秋口にダニに噛まれてかゆい思いをした経験がある人も少なくありません。
布団を干す頻度を上げると、布団の中の水分が蒸発するため、ダニの繁殖を抑えられます。
ダニはアレルギーの原因にもなるため、定期的に布団を干して、快適な睡眠を目指しましょう。
嫌な臭いがとれる
布団についた嫌な匂いがとれるのも、定期的に布団を干すメリットです。
布団には、日々の睡眠時に出た汗や皮脂がついています。
汗や皮脂を放置していると、雑菌が繁殖して嫌な臭いに繋がります。
布団を干す頻度をあげれば、汗や皮脂から発生する雑菌を減らせて、嫌な臭いをなくせるでしょう。
湿気がとれてふかふかの布団になる
定期的に布団を干すと、ふかふかの布団で眠れるのもメリットです。
人間は寝ている間に、思った以上に汗をかいており、その量はコップ1杯といわれています。
普段使っている布団は寝汗を吸収しているため、気づかないうちに湿気でどんどん布団は重くなっているでしょう。
布団を定期的に干すと、布団の中に溜まった湿気が乾燥し、ふかふかな布団になります。
気持ちよく眠るためにも、定期的に布団を干すのがおすすめです。
布団は2週間に1回は干そう
布団を干す頻度に悩む方も多くいますが、布団は最低でも2週間に1回の頻度で干すのがおすすめです。
干す布団が、掛け布団か敷布団かでも変わりますが、掛け布団は敷布団に比べて汗を吸いません。
1〜2週間の頻度で干しておけば、問題ないでしょう。
敷布団は掛け布団に比べ、できれば頻度を増やせると安心です。
週に1度干せるのが理想的ですが、敷布団は掛け布団に比べて重さもあり、難しいと感じる方も多いでしょう。
掛け布団と同じ2週間に1度の頻度であれば、負担なく布団を干す頻度を決められます。
布団を干す頻度は素材によって違う
布団を干す頻度は、素材によっても変わります。
掛け布団に多い、羽毛布団は2週間に1度程度で問題ありません。
湿気を吸いやすいコットンでできた布団は、週に1回干せるとなお良いでしょう。
敷布団であれば、掛け布団と同じコットン素材は週に2度干せると理想的です。
ポリエステル素材であれば、週に1度で問題ありません。
布団の衛生面を保つためにも、定期的に干せる頻度を決めておくと、干し忘れずにすみます。
同じ日に、掛け布団と敷布団両方干すのは負担が大きい場合は、1週間ごとに交互に干す方法もあります。
負担なく布団を干せる頻度を、考えてみてください。
布団を干すときの注意点
布団を干すときの、注意点は以下の5つです。
せっかく布団を定期的に干せても、方法を誤れば布団を痛める原因にも繋がります。
正しい干し方を知って、布団を長持ちさせましょう。
- ・日中の10時〜15時に干す
- ・布団は叩かない
- ・両面を日の光に当てる
- ・長い時間干せばいいわけではない
- ・素材に合わせた干し時間を設定しよう
日中の10時〜15時に干す
布団を干す時間は、日中の10時〜15時に干しましょう。
湿気が多い時間に布団を干すと、せっかく干していても湿気を吸ってしまいます。
湿気の多い時間は、早朝や夜間の時間です。
布団を干すときは、湿気の少ない10時〜15時に干すと、ふかふかの布団になるでしょう。
同じ理由で、前日に雨が降っていたり、朝まで雨が降っていたりする日に干すのはおすすめできません。
湿気の少ない日を選んで、布団を干すと効果的です。
布団は叩かない
布団を干すときは、叩かないのも大切です。
干しているときに布団を叩くと、布団の中のゴミがとれて綺麗になると感じますが、実際には布団の素材が痛んでいるだけです。
素材によっては布団の寿命を縮めてしまうため、布団は叩かず表面を撫でるだけに留めましょう。
布団を長持ちさせるためにも、布団の表面は叩かないでください。
両面を日の光に当てる
布団を干すときは、両面を日の光に当てるのも大切です。
まずは、肌に触れる面を干しましょう。
先に肌と触れる面を干すと、効果的に湿気を乾かせます。
表面を干せたら、ひっくり返して反対の面を干しましょう。
両面をしっかり日の光に当てると、湿気が残らずふかふかの布団に近づきます。
干す時間の配分は、肌に触れる面を長めにするのがおすすめです。
長い時間干せばいいわけではない
布団を干す時間は、長ければいいわけではありません。
布団の素材によっては、日差しで布団の色があせ、生地を痛めてしまいます。
布団を干す時間が長すぎると、湿気が増える時間も干し続けて湿気を吸収することもあるでしょう。
長くても日中の3〜4時間を意識し、決めた時間内に取り込むことが大切です。
長い時間干しても、求める効果が得られるわけではないため、注意してください。
素材に合わせた干し時間を設定しよう
布団を干す時間に悩んだときは、素材に合わせた干し時間を設定するのがおすすめです。
湿気を吸いやすい綿素材は片面を3時間程度と長めに干し、しっかり乾燥させましょう。
湿気を吸いづらい羽毛や羊毛素材は、片面1〜2時間程度の干し時間に留めると、素材を痛めずに干せます。
自分の布団に使われている素材を確認して、素材に合わせて干し時間を決めると効果的です。
赤ちゃん用の布団は頻繁に干そう
赤ちゃん用の布団は、大人用の布団に比べて頻繁に干すのがおすすめです。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、寝ている間に大人よりも汗をたくさんかきます。
布団は寝汗を吸収するため、何日も放置してしまうと雑菌が繁殖する危険性も。
赤ちゃんの布団は「数日に1回干す!」と決めて、晴れた日があれば干すようにしましょう。
赤ちゃん用の布団は大人に比べて頻繁に干すと、衛生的に使えるでしょう。
布団を干す頻度を増やして、気持ちよく過ごそう!
布団を干す頻度は、2週間に1回を目安にするのがおすすめです。
布団を定期的に干すと、嫌な臭いがとれ、ふかふかな布団で眠れます。
布団を干すなら、日中の10時〜15時に干すと効果的に湿気を乾燥させられます。
素材によっておすすめの頻度は変わりますが、負担にならない頻度を事前に決めておくと、放置せずに済むでしょう。
布団を干す頻度を決めて、ふかふかの布団で気持ちよく眠りましょう。