眠れないときに、リラックス効果を求めて音楽を聴きながら寝る人もいるのではないでしょうか。音楽を聴きながら寝る場合は、曲の選択に注意することで、睡眠の質を高める効果を期待できます。
この記事では、音楽を聴きながら寝る効果とおすすめの音楽を解説します。あわせて睡眠の質を高める方法も解説しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
音楽を聴きながら寝る効果
音楽を聴きながら寝ると、副交感神経が優位になり、心拍数や血圧の低下して、リラックス状態が高まるといわれています。(※1)とくに、α波を含む音楽や自然音を聞くと睡眠に効果的です。
ただし、聴く音楽によっては逆に睡眠の質を下げてしまい、眠りにつきにくくする効果があるものもあるため、曲選びは慎重にしなければいけません。睡眠時にかけていい音楽とおすすめでない音楽を理解して、流す曲を決めましょう。
聴きながら寝るときにおすすめの音楽
聴きながら寝るときにおすすめの音楽は、以下の3つです。
- ・自然音のある音楽
- ・歌詞の入っていない音楽
- ・高周波を含む音
それぞれなぜおすすめなのかを理解して、どの曲を聴くか選びましょう。
自然音のある音楽
鳥のさえずりや川のせせらぎなどの自然音は、ヒーリングミュージックといわれています。自然音には特徴的な音の揺らぎがあり、人間が聞くと心地よく感じるのです。
とくに、水の音は自然音のなかでもリラックス効果が高いといわれているため、何を聞けば良いか悩んだときは試すのもおすすめです。水の音を選ぶときは、雨の音や水中の音などを意識して選ぶと良いでしょう。
歌詞の入っていない音楽
寝る前に音楽を聴く場合は、歌詞が入っていない曲を選びましょう。歌詞のある音楽を聴いていると、無意識のうちに頭の中で歌詞を追ってしまい、脳が覚醒してしまう可能性があります。
さらに、歌詞の内容から考え事をしてしまい、眠気が覚めてしまう場合もあります。歌詞のある曲を聴きたい場合は、ピアノやオルゴールでアレンジしたものもおすすめです。
高周波を含む音楽
高周波を含む音楽はリラックス効果があるといわれており、寝る前に聴く曲に適しています。なかでも、4000ヘルツ以上の高周波の音楽は、リラックス効果が高いとされています。
たとえば、モーツァルトやドヴォルザークなどのクラシックがおすすめです。ゆったりと優雅なリズムの曲調のため、寝る前にぴったりでしょう。
聴きながら寝るときにおすすすめできない音楽
聴きながら寝るときに、おすすめできない音楽は以下2つです。
- ・アップテンポな曲
- ・歌詞がある曲
これらの曲を聴きたい場合は、入眠時ではなく日中の覚醒しているタイミングを選びましょう。
アップテンポな曲
寝る前にアップテンポな曲を聴くと、脳が覚醒してしまいなかなか寝付けなくなる場合があります。とくに、アップテンポで激しい曲は脳を興奮させてしまうため、睡眠時には不適切です。
脳が興奮している状態で寝つこうとすると、寝つきが悪くなり途中で目が覚めてしまう可能性があります。睡眠時に聴く曲はスローテンポのものを聴きましょう。
歌詞がある曲
睡眠時に歌詞のある曲を聴くと、無意識に歌ったり脳内で歌詞を追ったりしてしまい、寝つきにくくなります。さらに、歌詞の内容から考え事をしてしまえば眠くなるタイミングを逃してしまう場合もあるでしょう。
寝る前には歌詞のある曲が聴きたいと思っても、なるべく歌詞がないスローテンポの曲を選ぶことで快適な睡眠を得やすくなります。
音楽を聴きながら寝る以外にも睡眠の質を高める方法
音楽を聴く以外にも、睡眠の質を高める方法は数多くあります。一つひとつを実践してみて、自分に合う方法を見つけましょう。
ここでは、音楽を聴きながら寝る以外の、睡眠の質を高める方法を解説します。
- ・夕食は就寝の3時間前に終わらせる
- ・アロマを焚く
- ・湯船につかる
- ・寝具を見直す
- ・睡眠アプリを活用する
夕食は就寝の3時間前に終わらせる
睡眠の質を高める目的があるなら、夕食を就寝の3時間前にしましょう。寝る直前に食事をすると、寝ている間に消化活動をおこなうため、熟睡できない可能性があります。
就寝の3時間前までの夕食が難しい場合でも、なるべく離して食事を心がけましょう。少しでも時間が離れることで、寝ている間に消化活動が起こる可能性を減らせ、心地よい睡眠が得やすくなるでしょう。
アロマを焚く
アロマにも音楽と同じようにリラックス効果があるため、睡眠の質を向上させることができます。香りと快感はつながっており、眠る前にアロマを使うと深い呼吸ができて、精神的にも落ち着くといわれています。
とくに、アロマのなかでも「ラベンダー」や「サイプレス」は、リラックス効果がある香りの代表です。自分の好みにあった香りのアロマを焚いて、リラックスした一日の終わりにしましょう。
湯船につかる
湯船につかることで、リラックス効果が高まり、睡眠の質が向上する効果が期待できます。湯船に入るときは、眠りにつきたい時間の1~2時間前に40度程度のお湯をわかして入りましょう。
また、お風呂に入るときは好みの香りの入浴剤を使用すると、リラックス効果が高まる可能性があります。1週間のうちに3日程度湯船に入る習慣をつけると、睡眠の質が高まるでしょう。
寝具を見直す
生活習慣を変えても睡眠の質が上がらない場合は、自分に合った寝具を使用できているか確認しましょう。高すぎる枕ややわらかすぎるマットレスを使用していると、体が最適な寝姿勢を保てなくなり、睡眠の質が悪化する可能性があります。
枕の硬さや高さ、素材などは人によって好みもあるため、自分に合ったアイテムを持っておくことで、睡眠全体に良い影響が出る可能性が高まります。
自分に合った寝具がわからない場合は、以下の記事を参考に探すのもおすすめです。
睡眠アプリを活用する
自分の睡眠の質が良いのかわからないときは、睡眠環境を記録するアプリである「goomo」を利用しましょう。goomoは寝具や睡眠への知見があるnishikawaが開発しており、睡眠全体へのアドバイスが可能です。
無料で利用できる機能が多く、はじめて睡眠アプリを使用する人でも、満足しやすい点が特徴です。ダウンロードは無料で可能なため、まずは一度使ってみて、自分との適性を見極めましょう。
nishikwaの睡眠アプリ「goomo」を利用するメリット
睡眠アプリ「goomo」は、ほかの睡眠記録アプリにはないメリットを数多く有しています。どのような特徴があるか理解しておくと、自分に合っているか判断がしやすくなるでしょう。
ここからは、nishikwaの睡眠アプリ「goomo」を利用するメリットを解説します。
睡眠の記録がつけられる
goomoを利用すると、睡眠時の寝返りや騒音を記録でき、自分の睡眠状況を客観的に理解できます。寝ている間の寝返りや寝言、いびきなどは本人が理解していない場合も多く、自覚しなければ改善のしようがありません。
そのため、まずは睡眠の状況を記録して、自分の睡眠が100点満点中何点なのか理解しましょう。さらに、睡眠へのアドバイスを参考にすることで、より良い眠りを得られる可能性があります。
目覚まし代わりに使用できる
goomoには、アラームの代わりとなる機能がついています。朝目覚ましをかけているのにもかかわらず、goomoを設定しては二度手間になってしまうのです。
また、goomoを目覚ましとして使用する場合は、指定した時間付近から眠りの浅いタイミングを選んで起こすため、朝の目覚めがすっきりしやすいという魅力もあります。目覚まし時計を使用している人であれば、スマートフォンを利用することで、時計を止める手間も減らせます。
スマート家電との連動も可能
goomoはスマート家電とも連携しているため、寝るときの照明や起床時にテレビをつけるなど、幅広い用途で利用できます。
スマート家電を起動させるタイミングは、就寝時・アラームがなるとき・起床時で設定が可能なため、自分に合ったタイミングを選びましょう。
入眠用のヒーリングミュージックが搭載されている
goomoには、睡眠時に音楽を聴きたい人向けに、ヒーリングミュージックが搭載されています。自分で睡眠時の音楽を探すのが手間だと感じる人は、アプリ内の曲から好みのものを探すことで、選びやすくなるでしょう。
いくつかのパターンが用意されているため、自分が寝やすいと感じる音楽を見つけて、睡眠の質を高めましょう。
音楽を聴きながら寝るなら曲の選択に注意しよう
音楽を聴きながら寝る場合は、選ぶ曲によってはさらに睡眠の質を下げてしまう場合があります。そのため、自然音や高周波の曲を選んで、睡眠の質を高めましょう。
自分では適した音楽が見つけられない場合は、goomoに用意されているヒーリングミュージックから選ぶこともおすすめです。選択肢が複数あるため、自分に合ったものが見つかるでしょう。
goomoを利用することで、さらに睡眠環境の記録もかなうため、睡眠の質を高めるためにぜひ役立ててください。
【参考】
※1 睡眠BGMの効果を知って睡眠の質を上げたい人へ