枕を使うと寝苦しいと感じ、枕を使わないという方もいるでしょう。
しかし、使うことで安定した寝姿勢を保てて、心地よい睡眠に繋がります。
今回は、枕の特徴や使うメリットについてご紹介します。
現在枕を使っていない人や、新しい枕の購入を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
枕の役割とは?なぜ枕が必要なのか?
結論から言うと、枕の役割は頭と首を支えるために必要です。
人は立っているときにまっすぐではなく、首が少し前に出ています。
進化の段階で脳が大きくなり、重みがあるので背骨の首の部分である頸椎は緩やかなS字を描いているのです。
眠りの質を高めるためには、S字カーブを維持することが重要です。
その役割をしているのが枕となります。
快眠するための理想的な枕とは?
快眠するためには、枕が必要であることが分かったところで、理想的な枕のポイントをまとめました。
- ・仰向けでも横向き寝でもどちらも対応できる枕
- ・寝返りに対応できる横幅がある枕
- ・首をしっかり支える枕
- ・後頭部にフィットする枕
- ・高さ調節ができる枕
これら5個のポイントをチェックして、眠りの質を向上できる枕を探してみましょう。
仰向けでも横向き寝でもどちらも対応できる枕
仰向け | 横向き |
---|---|
理想的な枕の特徴は、仰向けで寝ても横向きで寝ても姿勢に違和感がないものです。
まず、仰向けで寝ている時の理想的な形は、高さが適度にあり、頭と頸椎を立ち姿に近い状態で支えるものです。
高すぎる枕だと首が詰まってしまい、反対に低すぎる枕だと後頭部が落ちてしまい息苦しくなってしまいます。
横向き寝の場合、敷き寝具と体の間にできる隙間が埋まるものが理想的です。
肩幅は人によって違うので、適正な高さの枕を選ぶと良いです。
枕の形状が合っていないと、いびきや肩こりの原因になる恐れがあるので注意しましょう。
寝返りに対応できる横幅がある枕
次のポイントは、寝返りに対応できる横幅がある物を選びましょう。
理想としては横幅が60cm以上で、頭が3つくらい入る大きさが良いです。
60cm以上の横幅がある枕であれば、寝返りを打っても枕から頭が落ちることはないでしょう。
自身に合ったサイズのまくらを使うことで、常に理想的な睡眠の体勢になります。
睡眠の質を落とさないためにも、横幅もしっかりチェックしましょう。
首をしっかり支える枕
次に、首をしっかり支える枕を選びましょう。
枕は横になったときにできる、身体のすき間を埋めるための寝具です。
枕に頭(後頭部)だけ置いて寝ている方は、肩口まで枕をしっかり引いてみましょう。
すると、枕が首にしっかりフィットし、心地よい眠りのサポートに繋がります。
後頭部にフィットする枕
枕は、後頭部にフィットするものが理想的と言われています。
西川の枕は、中央にくぼみがあり後頭部の置き場所があるのが特徴です。
肩、首、後頭部の3点でバランスよく圧力を分散するのがポイントです。
高さ調節ができる枕
店頭で試した時丁度良かったのに、いざ家の寝具と合わせてみると高さが合っていなかったということがあります。
店頭の敷き寝具より自宅の寝具が硬いと、身体にすき間ができて枕が低く感じるでしょう。
反対に、自宅の敷き寝具が店頭のものより柔らかいと、身体が沈み込むので枕が高く感じます。
自宅で使っている敷き寝具との相性は、実際に使ってみないとわからないことが多いです。
このような場合は、自宅で簡単に高さが調整できる枕を検討してみましょう。
自分に合った枕の素材を探そう
名称 | 硬さ | 洗濯 |
---|---|---|
ポリエステル |
やわらかめ | 可能 |
羽毛・羽根 |
やわらかめ | 不可(陰干し) |
ウレタンフォーム |
商品により変わる | 不可(陰干し) |
パイプ |
ふつう〜かため | 可能 |
それぞれの特徴から、自分に合った素材の枕を選びましょう。
ポリエステル
硬さ | やわらかめ |
洗濯 | 可能 |
ポリエステル製の綿を使った枕は、弾力性のある感触が特徴的です。
その中でも、繊維状のものと粒状に加工されたものがあります。
一方で、熱がこもりやすいというデメリットがあるので、週に一度陰干しをしてあげましょう。
羽毛・羽根
硬さ | やわらかめ |
洗濯 | 不可(陰干し) |
寝具以外にも、布製品によく使われている素材である羽毛や羽根。
羽毛や羽根は、湿気に弱いので布団と同様に週1回陰干しをすると、素材の良さが長持ちします。
ウレタンフォーム
硬さ | ※硬さは商品による |
洗濯 | 不可(陰干し) |
ウレタンフォーム素材の枕は、低反発のもの、比較的高反発なものなど様々な商品があり、お好みに合わせてお選びいただけます。
しかし、温度によって硬さに変化があり、気温が低いと硬く感じることもあります。
パイプ
硬さ | ふつう〜かため |
洗濯 | 可能 |
パイプは素材は、中が空洞になっている形状が特徴の枕です。
比較的高さの調整がしやすく、洗濯できるため衛生面でも安定感のある素材と言えます。
また、通気性・弾力性・復元力に富んでいるのもポイントです。
しかし、樹脂製のためにおいや音が発生するので、寝ているときの環境に悩んでいる方は、一度店頭などで試してみると良いでしょう。
オーダーメイド枕を作ってみる
枕の高さや素材がたくさんありすぎてわからない人は、オーダーメイドの枕を作るのはいかがでしょうか?
西川では、仕立てからアフターケア、メンテナンスまで全て対応しています。
また、西川ショップ ネムリウムには、眠りのプロである「スリープマスター」が在中しており、オーダーメイドの枕を作るサポートをしています。
現在使っている寝具に合わせた枕を作れるので、初めてオーダーメイドする方にもおすすめです。
まとめ
体に合わない枕は、肩こりなどの不調に繋がる原因になるかもしれません。
自分に合った高さや素材の枕で日々の睡眠を改善するのがポイントです。
快眠するためにも、今回ご紹介した理想的な枕の選び方をおさえて眠りの質を変えましょう。
どの枕がいいかわからず、自分で枕を選べない方は、西川のオーダーメイド枕がおすすめです。
ぜひ店舗に行って相談してみましょう。