毎日使用する布団は、日々のメンテナンスを怠ると長く使用できない可能性があります。しかし、布団のメンテナンス方法がわからない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、布団に定期的なメンテナンスが必要な理由や布団のメンテナンス方法を解説します。寝具別のメンテナンス方法も解説するため、快適に使用するために必要な知識を身に付けましょう。
目次
布団に定期的なメンテナンスが必要な理由
そもそも、なぜ布団に定期的なメンテナンスが必要なのかわからない人もいるのではないでしょうか。布団のメンテナンスが必要な理由を理解していないと、日々のお手入れの手間が増えると感じてしまい、実行に移せない方もいるでしょう。
ここでは、布団に定期的なメンテナンスが必要な理由を2つ解説します。
- ・布団を衛生的に使えない
- ・大切な寝具を長く使用できる
布団を衛生的に使えない
布団は毎日使用するだけでも、寝ている間の汗や皮脂で汚れが蓄積してしまいます。人は寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくといわれており、布団はその汗を吸収しています。(※1)
そのため、メンテナンスをしないまま使用を続ければ、布団のボリュームがなくなり機能が低下してしまう可能性があるでしょう。
さらに、布団のなかに湿気が溜まるとダニやカビを発生させる原因になり、布団を衛生的に使用できなくなる可能性があります。
大切な寝具を長く使用できる
布団を定期的にメンテナンスしないと、使用しているうちにボリュームが失われ、保温性が損なわれてしまう可能性があります。大切に使っているつもりでも、機能性が下がれば寝具を長く使うことが難しくなるでしょう。
とくに、自分に合った寝具を使用している場合は、なるべく長く使いたい人も多いでしょう。だからこそ、カビやダニが発生した寝具を使い続けるのではなく、定期的なメンテナンスをおこない、清潔な状態で使用し長持ちさせることがおすすめです。
【共通】布団のメンテナンス方法
寝具のメンテナンス方法は、どの寝具にも共通しておこなえる方法があります。
どの寝具にも共通しておこなえるメンテナンス方法は下記3つです。
- ・布団の上げ下ろしは毎日おこなう
- ・シーツや枕カバーを使用する
- ・除菌・消臭スプレーを使用する
定期的なメンテナンスをおこなって、寝具を長持ちさせましょう。
どの寝具でも共通しておこなえる布団のメンテナンス方法を解説します。
布団の上げ下ろしは毎日おこなう
布団の上げ下ろしとは、起床後も布団を敷きっぱなしにはせず、毎回畳んで収納することを言います。布団を上げ下ろしせずに過ごすと、布団と床の間に湿気が溜まり、カビが生えてしまう可能性があります。
このことから、起床後の布団は放置せずに畳んで、収納場所にしまいましょう。毎日の上げ下ろしが難しい場合は、布団の下にすのこをひいて、通気性を確保することがおすすめです。
シーツや枕カバーを使用する
布団を使用するときは、マットレスの上に直接寝るのではなく、シーツをひきましょう。マットレスを洗うことが難しくても、シーツは頻繁に洗濯できるため、清潔な状態を保ちやすくなります。
また、枕を使用するときは直接頭を乗せるのではなく、枕カバーの使用がおすすめです。枕カバーを使用することで、シーツと同じように枕本体の清潔さを守ることができます。
なお、シーツや枕カバーは1週間に2〜3回の洗濯を意識しましょう。
除菌・消臭スプレーを使用する
枕やマットレスの定期的なお手入れが難しい人は、除菌・消臭スプレーを使用しましょう。除菌・消臭スプレーを活用すれば、いやな臭いのもとへ働きかけてくれるため、臭いを気にせずに布団を使用できます。
また、除菌スプレーを使用すれば布団の雑菌が取り除かれるため、布団を衛生的に保てます。忙しくて布団の上げ下ろしが難しい場合でも、除菌スプレーであれば隙間時間でメンテナンスができるでしょう。
【寝具別】布団のメンテナンス方法
寝具によってメンテナンス方法は異なるため、あわせて理解しておくと大切な布団を長く使用できます。
ここからは、寝具別に布団のメンテナンス方法を解説します。
- ・敷き布団
- ・掛け布団
- ・枕
敷き布団
敷き布団をメンテナンスするときは、天気が良い日に全面が日にあたるように干しましょう。その際、布団叩きで強く叩いてしまうと、生地や中の詰め物を痛めてしまう可能性があるため注意が必要です。
また、マットレスを使用している場合は定期的に上下を入れ替えることで、スプリングにかかる負担が少なくなり、長持ちしやすくなります。マットレスを干すことは難しいため、除菌・消臭スプレーを活用しましょう。
掛け布団
掛け布団のメンテナンスで、洗濯が難しい素材の場合は月に2〜3回ほど天気が良い日に天日干しをしましょう。表裏合わせて1〜2時間天日干しした後に、ふとんの表面に掃除機をかけると衛生的に使用できます。
掛け布団のメンテナンス時も、敷き布団と同じように叩くことはおすすめできません。叩くと生地が痛んでしまい、長く使用できない可能性があります。
枕
枕のメンテナンスは、中に使用されている素材によって異なります。中の素材がパイプをはじめとした丸洗いできる素材の場合は、洗濯機を使用してメンテナンスが可能です。
中の素材が羽毛や低反発ウレタンフォームのように丸洗いが難しい素材だと、丸洗いができないため天日干しや影干しで湿気を飛ばしましょう。
枕を洗うときの詳しい手順は下記の記事で解説しているため、ぜひ参考にしてください。
布団をメンテナンスするならnishikawaクリーニングがおすすめ
羽毛布団をメンテナンスするなら、nishikawaクリーニングを利用しましょう。
nishikawaクリーニングの特徴として、一般的なまとめ洗いのクリーニングと異なり、西川自社の工場で布団を1枚1枚を高い品質で丁寧かつきれいに羽毛を洗うことに特化しています。
洗浄には超軟水ウルトラファインバブルを用いており、0mg/Lの超軟水で泡立った1μm(0.001mm)のウルトラファインバブルで、羽毛の1本1本の羽枝の隙間に入り込み、皮脂や汗、ホコリなどの微細な汚れをやさしくきれいに洗い上げます。
nishikawaクリーニングでは、布団の状態を確認したうえで最適なメンテナンスメニューの提案が可能です。
中の羽毛が痛んでいる場合は、中身を取り出して羽毛そのものの洗濯をおこなうメニューが利用できます。中の羽毛が減ってボリュームが減った場合は新しい羽毛の補充や薄手の羽毛布団へリフォームをおこない、新品同様に仕立て直すことも可能です。
大切な布団を長く使用したい人や、一般的な布団クリーニングで失敗してしまったことのある人にもオススメです。まずは相談だけでもおこなってみましょう。
布団をメンテナンスして心地良い睡眠を得よう
毎日使用している布団は、気付かないうちに汚れが蓄積されています。定期的なメンテナンスを心がけることで、布団のなかの雑菌やほこりをきれいにでき、寝具を長く使用できるでしょう。
頻繁なメンテナンスが難しい場合は、除菌・消臭スプレーやカバーの使用がおすすめです。寝具によってメンテナンス方法は異なるため、お手入れするアイテムに合わせた方法を選びましょう。
【参考】
※1寝ている間に喉が渇くのはなぜ?睡眠時無呼吸症候群との関係