寝心地が変わるからと枕について調べ始めたら、素材や中身の種類が多くなにを選べばいいかわからなくなる人は少なくありません。
枕の中身の素材は、枕の硬さや反発力が変わる重要な要素です。
せっかく枕を選ぶなら、自分に合った種類を選びたい人も多いでしょう。
この記事では、枕の素材にはどのような種類があるか、枕の種類を選ぶポイントを解説します。
自分に合った素材の枕を見つけて、快適な睡眠を目指しましょう。
目次
枕は中身の種類によって寝心地が変わる
枕の中身は一般的に羽根を想像する人も多くいますが、ほかにもウレタン素材やパイプ類といったさまざまな種類があります。
枕の中身に使われる素材には、以下の種類があります。
- ・羽根
- ・羽毛
- ・ウレタン素材
- ・そばがら
- ・パイプ
- ・ビーズ
- ・粒わた
- ・ファイバー
枕を購入するときは、どのような種類の素材でできているか確認すると、寝心地が想像できるでしょう。
また、素材によって洗濯の可否が変わりお手入れのしやすさにも違いがでてきます。
衛生面が気になる人は、枕を丸洗いできるか素材かを合わせて確認しましょう。
枕の中身から、3つの素材を詳しく解説します。
ウレタン素材
ウレタン素材は、とてもやわらかな寝心地が特徴です。
他の種類に比べて自分の体に合わせて形が変わるため、フィット感がある枕が好きな人に好まれます。
ウレタン素材を利用した枕は、反発力がなくなる危険性から丸洗いはできません。
使用するときは枕カバーを利用すると、衛生的に使えます。
やわらかい枕が好きな人には、ウレタン素材がおすすめです。
粒わた
粒わたは、優れたクッション性を持ったわたを粒状に加工して作られています。
枕の中身にすると、やわらかな寝心地が魅力です。
頭にフィットしやすい性質があるため、フィット感がある枕を探している人におすすめです。
洗濯の可否はメーカーや製品によって変わるため、気になるときは購入前に確認しておくと安心です。
パイプ類
パイプ類は、枕の中にストローを小さく切った形状の素材が詰まっています。
使用する素材の種類によって、枕の硬さや寝心地に違いがでるのが特徴です。
ほかの素材に比べてパイプの感触が気になる人もいるため、なるべく購入前に寝心地を確認しておきましょう。
パイプは、丸洗いできる素材がほとんどです。
枕を清潔に保てるため、枕カバーの交換だけでは衛生面が気になるという人にもおすすめの素材です。
枕の種類を選ぶポイント4選
ここからは、枕の種類を選ぶときのポイントを4つ解説します。
自分がどのような枕を求めているか整理して、心地よく眠れる枕を見つけましょう。
- ・洗濯やお手入れのしやすさで選ぶ
- ・虫やダニのつきやすさで選ぶ
- ・臭いのつきやすさで選ぶ
- ・眠ったときの硬さで選ぶ
洗濯やお手入れのしやすさで選ぶ
洗濯やお手入れのしやすさは、枕を選ぶときの重要なポイントです。
人は寝ているときに多くの汗をかくため、毎日使う枕はなるべくきれいに保ちたい人が多いでしょう。
枕カバーをつけていても、定期的に枕を丸洗いしたい人は少なくありません。
枕が丸洗いできるかは、中身の種類にもよるため購入時に確認しておくと安心です。
丸洗いできない枕は、なるべく枕カバーを変える頻度を増やすと清潔さを保ちやすくなります。
虫やダニのつきやすさで選ぶ
枕の中身によっては、虫やダニがつきやすい場合があります。
パイプやファイバーといった化学繊維を利用した素材の場合、天然素材に比べると虫がつきづらいのが特徴です。
しかし、枕の素材に注意しても使用環境によっては虫やダニがついてしまうケースもあります。
なるべく寝室の環境を清潔に保つと、虫やダニが発生する確率が少なくなるでしょう。
臭いのつきやすさで選ぶ
枕の中身が臭いのつきやすい素材だと、寝ている間にかく大量の汗により嫌な臭いを発生させる可能性があります。
枕は顔の近くにおいて使うため、臭いがすると気持ちよく眠れない人がほとんどです。
枕の臭いを気にする場合は、パイプやファイバーといった化学繊維を使った中身がおすすめです。
吸湿性が高くないため、嫌な臭いがつきづらい傾向があります。
洗える種類の枕であれば、ついた臭いも落とせるため気にせずに過ごせるでしょう。
眠ったときの硬さで選ぶ
枕の寝心地は、中身の種類によって変わります。
やわらかい枕が好きな人は、ウレタン素材や粒わたといった頭にフィットしやすい素材を選びましょう。
硬い枕が好きな人は、パイプ類が好きな硬さを選びやすくなっています。
パイプ類は備長炭やそばがらに似せて作られた製品があり、硬さは種類によって変わります。
可能であれば購入前に試し寝ができると、自分に合った硬さの枕が探せるでしょう。
素材以外にも! 枕を選ぶポイント3つ
自分に合った枕の種類を選ぶには、素材以外にも3つのポイントがあります。
購入時にチェックしておき、後悔がない枕を選びましょう。
- ・枕のサイズ
- ・首にフィットした高さか
- ・寝心地のいい硬さか
枕のサイズ
枕のサイズは、寝返りをうったときに頭が枕から落ちないサイズ感の枕を選びましょう。
人は一晩で20回程度寝返りをするといわれており、寝返りは睡眠にとって重要な存在です。
寝返りをうつときどの程度の大きさが必要なのかは、体の大きさで変わります。
確認するときは、実際に枕の上で寝返りをうってみるとスムーズです。
枕のサイズが寝返りをうてない大きさだと、寝ているときに無意識で寝返りを控えてしまう可能性があります。
快適な睡眠を得るためにも、寝返りがしっかりうてる大きさの枕を選びましょう。
首にフィットした高さか
枕の役目は、頭と首の隙間を埋めることです。
首にフィットした高さでない枕は、隙間を埋められず首や肩に負担がかかってしまいます。
起きたときに、首や肩の痛みを感じてすっきり起きられない人もいるでしょう。
首にフィットした高さの枕を使えば、起床時のだるさを軽減できる可能性があります。
枕が低い場合は、タオルを枕に巻いて調整が可能です。
自分に合った高さがわからないときは、寝ているときに頭とマットレスが並行になるイメージで高さを調整しましょう。
寝心地のいい硬さか
枕の硬さも、心地よい睡眠を得るためには重要な要素です。
硬すぎる枕は体の形にフィットせず、寝心地が悪くなります。
やわらかすぎる枕は、体が沈み込んでしまい寝返りが打ちづらくなるのがデメリットです。
適度に反発力がある枕を選ぶと、体が枕に沈みすぎず寝返りをサポートできるでしょう。
枕の硬さは好みがあるため、なるべく実際に寝てみてから購入すると安心です。
下記ページでは、枕の選び方について図解でわかりやすく解説しています。選び方で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
枕の種類で悩んだらプロに相談しよう
ここまで、枕の種類や選び方を解説しました。
しかし、実際自分に合った枕といわれても選んだ枕が適切なのか悩む人も多いでしょう。
枕の種類に悩むときは、睡眠のプロに相談するのがおすすめです。
ねむりの相談所では、睡眠に関する知識が豊富なスリープマスターが在籍しています。
現在の睡眠環境をヒアリングして、寝具以外にも改善できる点のアドバイスが可能です。
より良い睡眠を手に入れたい人は、ぜひ相談してみてください。