仕事や勉強が理由で、帰宅時間が遅くなり夕食を食べるのが遅くなってしまう人も多いよう。
お腹がいっぱいになると眠くなってしまいますが、食後にすぐ寝るのはおすすめできません。
食べてすぐ寝てしまうと、太りやすかったり体調不良に繋がったりとデメリットがあります。
この記事では、食べてすぐ寝てはいけない理由と意外なメリット、眠くなったときの対処法をご紹介します。
適切な対処法を理解して、夕食後に寝てしまうのは避けるように意識しましょう。
目次
食べてすぐ寝てはいけない理由
食べてすぐ寝てはいけない理由を3点ご紹介します。
お腹がいっぱいになると眠くなりがちですが、、デメリットもさまざま。
どんなデメリットがあるのか、ご紹介します。
太りやすくなる
「食べてすぐ寝ると太りやすくなる」というのは有名な話です。
夜は日中に比べて活動量が少なく、食べた食事はエネルギーになりづらい点がデメリット。
その結果、食べた食事はエネルギーとしての消費が捗らず、脂肪として蓄積されやすくなります。
夕食を食べてすぐ横になる習慣を続けていると、太りやすい体質になってしまう可能性も。
太りやすい体質になってしまうと、今までと同じ食事や生活でも肥満体型になってしまいます。
肥満体型は、健康面でも見た目の面でもデメリットばかり。
肥満を防止するためにも、食後の眠気は我慢してできるだけ就寝3時間前までに夕食を済ませておきましょう。
睡眠の質に影響が出る
食事を摂った後は満足感があり、のんびり過ごしたくなりますよね。
実感はありませんが身体の中では食事を摂ったときから、消化活動が開始されていて胃腸は忙しく働いています。
食事内容によって変わりますが、食事の消化には3時間以上時間がかかることがほとんど。
食べてすぐ寝ると、脳は睡眠をとっているにもかかわらず胃が働いている状況になり、疲れも取れず睡眠の質が下がることに繋がるのがデメリットです。
睡眠の質を上げるためには、消化活動が概ね終わった時間以降にベッドに入るのがいいでしょう。
吐き気や胃もたれの原因になる
食べてすぐ寝ると、胃酸が逆流してしまい食道に溜まってしまいます。
食道には、酸を防御する機能がありません。
そのため、吐き気や胃もたれが起こる原因になりえます。
食事を済ませお腹いっぱいになると、寝る気はなくてもベッドやソファでゴロゴロしたくなる人は多いはず。
横になってしまうと吐き気や胃もたれが起きる可能性があり、その後の時間が気持ちよく過ごせません。
食後は1〜2時間程度空けてから、横になるように意識しましょう。
食べてすぐ寝ることでメリットになる場合もある
食べてすぐ寝ることは、デメリットばかりではありません。
「完全に寝ないこと」「寝る時間は20分までと時間を決めて寝る」など、寝方を工夫すればメリットもあります。
昼食後
お昼ご飯を食べた後、午後の授業や仕事は眠気が強くなりがちです。
食べてすぐ寝ることで、脳のリフレッシュ効果に繋がります。
昼食後の昼寝は、15分〜20分以上寝ないように注意しましょう。
長時間昼寝をしてしまうと、逆に目覚めが悪くなってしまう可能性があります。
昼寝をしたときスッキリ目覚めたい場合は、寝る前にコーヒーを飲むのもおすすめです。
カフェインを接種したあとは覚醒がしやすく、ちょうど起きたい時間に効果が出てきます。
仮眠
日中の眠気が強いと、時間帯問わず仮眠をとりたくなる場合があります。
しかし、仮眠をとる時間には注意が必要です。
人間の身体には体内時計が備わっており、自然に14〜16時に眠気が来るようになっています。
その時間の前に仮眠をとっておくと、目覚めた後も脳がスッキリしやすくなるでしょう。
仮眠するときの姿勢にも、注意が必要です。
横になってしまうと、身体が熟睡しようとしてうため、椅子の背持たせを利用して仮眠するのがおすすめです。
食べてすぐ寝たいときの対処方法
食べてすぐ寝るのにはデメリットがあるとわかりつつ、どうしても眠気に勝てないときもあります。
そんなときの対処法をご紹介します。
食事を軽く済ませる
食後から就寝までに時間が取れない場合は、夕食を軽く済ませるのがおすすめです。
夕食を減らすだけだと、栄養が偏りがちになり満足感も下がります。
食事に対して不満が出ないように、朝食や昼食を充実させましょう。
食事の量を軽くすることで消化にかかる時間が短くなり、睡眠までの時間が取れないときでも睡眠の質を高めやすくなります。
消化しやすい食べ物を選ぶ
食べ物によって、消化のしやすさには違いがあります。
食事をしてから就寝するまでに時間が取れないときは、食事の内容を消化のしやすい食品に変えてみてはどうでしょうか。
野菜を食べるなら、繊維質の少ない野菜や柔らかく煮込んで調理をしたり、動物性の食べ物であれば脂質の少ないタンパク質や乳製品がおすすめです。
脂肪分が多い肉類や魚類は消化しづらいデメリットがあるので、楽しみたいときは就寝まで時間がとれるタイミングにしてみましょう。
入床時間を遅くする
どうしても就寝前の食事が我慢できないときは、入床時間を遅くするのもひとつの手。
遅くに食べてしまっても、ベッドに入るまでの時間を3時間程度あけられれば普段の食事と変わりません。
元々の入床時間が遅い人は、睡眠時間が少なくならないように起きる時間も調整すると安心です
翌日予定のある日は避けて、休みの日の前に行うようにしましょう。
生活リズムが乱れないよう、翌日の寝る時間はいつも通りにするなど注意が必要です。
おなかがすきすぎて睡眠できない場合の対処法は?
眠りにつきたくとも、おなかがすきすぎて眠れない夜もありますよね。
そんなときは、食事をとってしまうと睡眠に影響が出るため、十分な水分をとるのがおすすめです。
寝る前に空腹感があっても、水分をとることで空腹感を抑えられます。
就寝前に水分をとるときは、飲み物の種類にも気をつけましょう。
寝つきに影響しづらい、カフェインやアルコールが含まれていない飲み物がおすすめです。
アルコールは眠くなると思われがちですが、夜中に目が覚めやすくなったり睡眠が浅くなったりとデメリットも多くあります。
食べてすぐ寝るのは睡眠の質や不調の原因に!できるだけ我慢しよう
食事が終わったあとは、満腹感があり眠気も強くなりがちです。
しかし、食べてすぐ寝るのは睡眠の面でも健康の面でもおすすめできません。
夕食を食べたあとは、眠るまでに3時間程度時間を空けるようにしましょう。
それぐらい時間を空けておけば、胃腸の消化活動も終わりゆっくり休めます。
どうしても眠気が我慢できないときは、夕食の内容を見直してみてください。
胃腸に負担をかけないように意識することで、質のいい睡眠につながるでしょう。