仕事中や会議中、つい眠くなってしまうことはありませんか?
しかし眠ってしまうと困る場面はたくさんあります。
今回は、その場で眠気を解消する方法をご紹介します。
また、生活リズムから日中の眠気を解消する方法を探してみました。
今は眠れない!その場で眠気を解消したいという時にぜひ参考にしてみてください。
目次
日中眠気に襲われる原因とは?
なぜ、夜もしっかり眠れているのに昼間眠くなるのでしょうか。
それは日々の生活で何気なく食べている食事だったり、生活習慣にあります。
眠気に襲われるのは食事の後
眠気に襲われる時間帯、それはお昼ご飯の後です。
お昼ご飯の後になぜ眠気に襲われるのでしょうか。
眠くなる原因<血糖値>
血糖値はごはんを食べた後に上がります。
1日の間に体調や食事によって血糖値は上がったり下がったりを繰り返します。
一定の正常な血糖値を保っていれば眠気は起きないのですが、脂っこいものや甘いデザートなど糖質の高いものを食べると血糖値は急激に上がります。
そして急激に上がった分、体が血糖値を上げすぎないようにと体が働きかけるので血糖値は急激に下がっていきます。
個人差はありますが、だいたい食後30分から1時間でピークを迎え、1時間半から2時間の間に降下し始めます。
この急激に下がり始めた時から下がりきった時に眠気が襲うのです。
そうならないためにも、食事の内容や食べ方を工夫していく必要があります。
【眠気を防ぐための食べ方】
- ・炭水化物(ご飯やパン、麺類)だけを多く摂りすぎない
- ・よく噛んで食べる
- ・急いで食べない
- ・野菜やスープなどおかずから食べ始める
これだけで同じ量を食べた時にも差が出ます。
眠くなる原因<満腹感>
血糖値の時にも書きましたが「腹八分目」これはとても大事なのです。
満腹感は人に幸福感をもたらすので、疲れている時、睡眠不足の時、ストレスが溜まっている時についついたくさん食べてしまいがちです。
この幸福感は、満足感を得る事ができ安心した気分になる=リラックスした状態に繋がります。
リラックスした状態は当たり前ですが眠気が発生し、他の条件とも重なり食後の眠気を一層強めます。
眠くなる原因<時間帯>
会社に勤めている人であればだいたい朝の6時か7時には起きています。
8時間勤務の場合、夕方の6時以降に家に帰るという流れが多いでしょう。
朝起きた時は元気でも、1日のどこかしらで疲れを感じる時間帯があるはずです。
一般的に、その時間帯は14時や15時頃に来ると言われています。
そのため、15時頃におやつとして糖分を取るのは理にかなっているのです。
これは、健康な人でも誰でも生活リズムとして起きる事なので防ぎようはないでしょう。
代わりに昼食の時間をかぶせないなど、眠気を助長しないようにするのがポイントです。
顔見知りがいる場所、慣れた場所だと眠気に襲われる
脳への刺激が減った時、人は眠気が起きてしまう事が研究でわかっています。
目や耳からの刺激が少なくなる事で意識する事が減り、脳が休憩に入ろうとしてしまう事が原因です。
運転中や、単調な会話が続く会議などがこれに当てはまります。
新入社員であれば常に緊張しており、眠気なんて起きるはずもありませんが、慣れた顔ぶれ、慣れた場所だと緊張や刺激が少なくさらに眠気をよんでしまいます。
これは食事や睡眠を改善しただけでは改善する事が難しいかもしれません。
眠気を覚ます食べ物や飲み物は?
今だけはどうしても眠ってはいけない、そんな状況ですぐに目を覚ますための方法をいくつかご紹介します。
飲み物はカフェイン入りか炭酸飲料水
コーヒーは体をシャキッとさせ、元気付けてくれるとして眠気覚ましに利用される事が多い飲み物です。
コーヒーの香りはリラックス効果もあるので、仕事の合間や休憩時間、これから大事な会議がある、という前に飲むとさらに効果がアップします。
コーヒーは刺激物なので、飲み過ぎには注意が必要です。
人によっては、お腹が緩くなってしまったり、逆に寝付けない、疲れてしまうという人もいます。
摂り過ぎても体に毒なので、自分の体との相性を確かめながら飲むようにしましょう。
カフェインの他に、炭酸飲料があります。
普通の炭酸でもいいのですが、強炭酸といってさらに喉越しの刺激が強い飲料があります。
味付き、甘みなしなど多くの種類が売られていますので楽しみながら試すのも良いでしょう。
コンビニなどで売られているエナジードリンクでも構いませんが、糖分がかなり多いので飲み過ぎには注意しましょう。
お菓子は噛む行為とブドウ糖に注目
眠気が覚めるお菓子として多くの商品が発売されています。
特に、清涼感のあるタブレットやガムが効果的です。
ガムは「噛む」という行為が覚醒作用をもたらすため、眠気を覚ますのにはおすすめだといえるでしょう。
「噛む」という意味ではハード系のグミもおすすめです。
ガムと違ってゴミも出ず、口にずっと残らない事が利点です。
刺激物ではないのですがラムネもおすすめです。
ラムネの中でも「ブドウ糖」が多く含まれているものが効果があるといわれています。
昼食後に血糖値が下がり過ぎてしまい、頭がぼーっとする、眠気がするという時には血糖値を正常に戻してあげる必要があります。
ブドウ糖は他の糖分と比べ血糖値の上昇が緩やかになり、体に負担をかけません。
また、脳の栄養はブドウ糖のみと言われています。
ちょうど疲れてきた午後に、おすすめのお菓子だと言えるでしょう。
ストレッチで軽く体を動かす
眠気覚ましには、ストレッチもおすすめです。
背伸びや手を開いたり閉じたりなど、簡単な動きでも血流が動き、眠気覚ましになります。
可能であれば簡単な体操として、膝裏を伸ばしたり、大きく上に伸びをしてみましょう。
眠気を覚ますツボとツボの押し方
ツボとは、神経に働きかける体の要所に刺激を与え、脳への信号を送ってくれる場所です。
ツボの押し方はゆっくりと押しては戻しを繰り返し、気持ちがいいと感じる程度に圧をかけると良いです。
中衝(ちゅうしょう)
手の中指と人差し指の間にあるツボです。
中指の爪の生え際から少し下の、人差し指側にあります。
反対側の手の指で中指をつかみ、左右に回します。
眠気覚ましのツボとも呼ばれています。
晴明(せいめい)
目と眉毛の間、鼻の始まり部分に当たります。
目が疲れた時にもよくここをもむ人がいます。
眼精疲労にも効くツボなのでその行動は間違えてはいません。
押すというよりは優しく引っ張る、つまむイメージで刺激しましょう。
眉毛に向かって押し上げるマッサージも効果的です。
太陽(たいよう)
太陽というツボは、まゆ尻と目尻の中央からやや後ろのくぼんだ所にあります。
晴明と同じで眼精疲労にもきくツボで、目が疲れたときにも押すと良いです。
頭がすっきりするツボなので、頭痛などにも効果がある万能なツボと言われています。
風池(ふうち)
首の後ろに、耳の後ろの出っ張った骨と、髪の生え際を結ぶ中間あたりに、へこんだ部分があります。
そこは風池と言われるツボで、血流を脳まで回すことができ、頭がすっきりします。
長時間作業をして頭が疲れたときや、首、肩が凝った時に押すのもおすすめなツボです。
ポイントとしては親指でツボを押し、4本の指で頭を支えることです。
睡眠の質を上げると昼間の眠気対策になる
ここまでいくつかの眠気を覚ます方法を紹介してきましたが、何よりも問題なのは日々の疲れと睡眠不足です。
「できるうちにやってしまおう」と、ついつい無理をしがちですが、見えないところでそのしわ寄せは来ているものです。
オンとオフをはっきりさせ、できないことは翌日に持ち越し休む事も仕事のうちです。
睡眠は体を休ませるために最も効率的な方法です。
睡眠の質を上げ、日中のパフォーマンスを維持できるようにしましょう。
日中の眠気を覚ますには刺激や運動、そして生活習慣が重要
生活習慣を見直してもどうしても眠くなってしまう事もあるでしょう。
そんな時は、カフェインや炭酸飲料などの力を借りて乗り越えてください。
血糖値が落ち着く頃には眠気もおさまってくるはずです。
そして、日常的に働き過ぎてはいないか、無理をしていないか、今一度自分の生活を振り返ってみましょう。