スマホやパソコンの普及で、日本人の多くはストレートネック予備軍といわれています。
自分がストレートネックだと気づいたあと、改善方法としてタオル枕の存在を知った人も多いでしょう。
しかし、タオル枕でストレートネックが改善できるのか疑問視する人も少なくありません。
この記事では、ストレートネックにタオル枕が有効なのか、ストレートネックの人が選ぶ枕を解説します。
ストレートネックへの知識を身につけ、自分に合った枕を見つけましょう。
目次
【結論】ストレートネックはタオル枕では解決できない
結論からお伝えすると、ストレートネックはタオル枕では解決できません。
一時的な改善は期待できますが、根本的な解決にはならないため注意しましょう。
タオル枕は自分に合った高さに調整しやすい部分もありますが、場合によっては症状が悪化する危険性も無視できません。
ストレートネックをタオル枕だけで解決しようとはせず、医療機関への相談がおすすめです。
そもそもストレートネックとは?
ストレートネックとは、頭が背骨からまっすぐ伸びた状態ではなく、前に突き出て前かがみになっている状態です。
放置すると首への負担が大きくなり、身体の不調を起こしやすく、日々の生活に支障が出るのがデメリットになります。
自分がストレートネックかチェックしたいときは、壁にかかとやお尻、肩をつけまっすぐ立ちましょう。
自然に後頭部が壁につかないときは、ストレートネックの可能性があります。
ストレートネックの人におすすめされるタオル枕とは?
ストレートネックについて調べていると、タオル枕の存在を知った人も多いでしょう。
タオル枕は、名前の通りタオルを畳んで枕の形を作った状態です。
普段使っている枕に比べて高さの調整がしやすく、身近にある素材でできるため気軽に試せるのがメリットです。
ストレートネックのために、いきなり高価なオーダーメイド枕を作るのに抵抗がある人は、タオル枕から試す人も少なくありません。
タオル枕のメリット
はじめに、タオル枕が持つメリットを解説します。
どのようなメリットがあるか知っておき、タオル枕への知識を深めましょう。
- ・高さ調整がしやすい
- ・洗濯しやすい
高さ調整がしやすい
タオル枕は、自分の好みや体型に合わせて高さや硬さの調整がしやすいのがメリットです。使うタオルの大きさや枚数を変えれば、自由に形を作れるでしょう。
タオルは旅行先のホテルにも置いてあるため、ホテルの枕が合わないときでも安心です。
その場にあるタオルを使用して、自分に合った枕を作れます。
洗濯しやすい
タオル枕は、タオルを使って作るため普通の枕に比べて洗濯しやすいのがメリットです。
枕は洗濯したくても、天気に左右され好きなタイミングで洗濯できるわけではありません。
素材によっては、丸洗い自体が難しい場合もあるでしょう。
毎日衛生的な枕で寝たい人には、タオル枕はおすすめです。
タオル枕のデメリット
つぎに、タオル枕が持つデメリットを解説します。
タオル枕は便利な反面、枕として毎日使うには向かない部分も存在します。
タオル枕を使うときは、事前にデメリットを理解しておきましょう。
- ・毎日手間がかかる
- ・高さをしっかり合わせる必要がある
- ・枕としての機能が乏しく体に負担がかかる
毎日手間がかかる
タオル枕を使う場合、毎日タオルをたたむ手間がかかります。
タオル枕は寝ている間に形が崩れてしまう場合も多く、毎日たたみ直す必要がでるでしょう。
寝る前に毎回タオルをたたむ必要があるのは、ストレスを感じる人も少なくありません。
タオル枕を使うときは、毎日自分の好みに合わせて枕の高さや硬さを調整する必要があります。
高さをしっかり合わせる必要がある
タオル枕を使うときは、高さを自分の身体に合わせてしっかり合わせる必要があります。
自分の好みに合わせるには、たたんだタオルの上に何度も頭を乗せて調整が必要です。
高さが合わない枕で寝るのは、首にも大きな負担をかけます。
ストレートネックのために用意したタオル枕が、逆にストレートネックを悪化させる可能性もあるため注意が必要です。
枕としての機能が乏しく身体に負担がかかる
そもそも枕には、寝返りをサポートしたり寝姿勢を保つ機能が存在します。
しかしタオル枕では、枕としての機能が乏しく身体に負担をかける可能性が高くなるでしょう。
人間は寝ている間に10〜30回寝返りをうちますが、タオル枕では寝返りを繰り返すことで形が崩れてしまいます。
高さがだんだんと変わり、最終的に枕なしで寝るのと同じ状況になりかねません。
ストレートネックの人が選ぶべき枕とは?
タオル枕が向いていなければ、ストレートネックの人はどのような枕を選べばいいのか解説します。
自分に合った枕を見つけ、快適な睡眠を手に入れましょう。
- ・低めの枕を試す
- ・素材も硬めがおすすめ
- ・不安な場合はオーダーメイド枕も選択肢にいれよう
上記の他、枕の選び方を見直したい方は下記ページで詳細を解説しています。ストレートネックを改善するヒントが見つかりますので併せてご覧ください。
低めの枕を試す
ストレートネックの人が枕を使うときは、低めの枕を試しましょう。
ストレートネックを和らげるためには、睡眠時に仰向けの状態で首に自然なカーブを作り出すのがおすすめです。
高すぎる枕では、頸椎が圧迫されることで、首の形が不自然になる可能性があります。
低めの枕を試してみれば、寝やすくなる可能性があるでしょう。
素材も硬めがおすすめ
ストレートネックの人が枕を選ぶときは、硬めの素材を選びましょう。
枕の高さが自分に合っていても、柔らかすぎると高さの維持ができません。
硬めの素材であれば、枕の高さを保ったまま寝返りがうてます。
硬めの枕を探すなら、わたやウレタンよりもパイプで作られた枕がおすすめです。
不安な場合はオーダーメイド枕も選択肢にいれよう
自分で枕を選ぶのが不安な場合は、オーダーメイド枕も選択肢にいれましょう。
オーダーメイド枕であれば、自分の身体を計測して枕を作れます。
中の素材も自由に選べるため、硬めの素材を選ぶことも可能です。
自分に合った枕を選びたいなら、オーダーメイド枕はぴったりといえます。
ストレートネックの枕に悩んだらプロへ相談もおすすめ
いきなりオーダーメイド枕を購入するのに抵抗がある場合は、まずは睡眠のプロに相談するのもおすすめです。
ねむりの相談所では、睡眠に関するさまざまな知識を持つスリープマスターに相談できます。
相談できるのは、枕についてだけではありません。
普段の生活環境や睡眠状況も合わせて、総合的な判断を得られます。
睡眠に関する悩みがあれば、ぜひ相談してみてください。