「たくさん寝たはずなのに疲れがとれない」
「朝起きると体が痛い」
「布団の中が寒くてなんだか寝つきが悪い」
そんなお悩み、ありませんか?
これらは全て、敷き布団を見直すことで解決できるかもしれません。
「睡眠は人生の1/3を占める」というのは有名な話です。
つまり私たちは、敷き布団の上で人生の1/3を過ごしているということになります。
その長い時間を快適に過ごすために、敷き布団は無視できない存在なのです。
そこで、敷き布団の選び方や種類についてお伝えしていきます。
目次
敷き布団を選ぶ時のポイントは?
ポイント①硬さ
なんとなく柔らかい敷き布団の方が寝心地が良さそうと思うかもしれませんが、実はそうではないのです。
確かに寝始めは、柔らかい敷き布団の方がフワフワしていて気持ちが良いと感じるかもしれません。
しかし時間が経つと、徐々に体が痛くなってしまいます。
なぜなら柔らかすぎる敷き布団の場合、体の一部が深く沈み込んで姿勢が悪くなってしまうからです。
これが起床時に感じる腰痛の原因だと言われています。
理想の寝姿は、まっすぐに立った時の正しい姿勢と同じです。
人間は直立すると、体はゆるやかなS字カーブを描きます。
敷き布団の上で横になった時にも、このS字カーブが保たれていることが大切なのです。
では単純に硬ければよいのかと言うと、勿論それだけではありません。
「寝姿勢の保持」に加えて、敷き布団の大事な役割の1つに「体圧分散」があります。
硬すぎる敷き布団では、腰などの荷重がかかりやすい部分に負担が集中してしまいます。
これを防ぐためには、バランスよく体圧を分散させてくれる「程よいクッション性」が重要となります。
そこで、適度な硬さの敷き布団を選ぶためは「寝返りのしやすさ」を目安にするのがおすすめです。
人間は一晩に20〜30回寝返りを打つと言われています。
敷き布団が柔らかすぎる場合は寝返りが打ちづらく、硬すぎる場合は寝返りが頻繁になってしまいます。
適度なクッション性があり、寝返りの打ちやすい硬さを指標に敷き布団を選んでみると良いでしょう。
ポイント②耐久性
掛け布団とは異なり、敷き布団には就寝中ずっと体重がかかり続けます。
その分、どうしても傷みやすいのは仕方がありません。
しかし敷き布団は処分するのも大変ですし、そう頻繁に買い替えるものではありません。
また掛け布団は季節に応じて使い分けることが多いですが、敷き布団は1年中同じものを使う方が多いのではないでしょうか。
そのため、耐久性は必ずチェックしておきたいポイントです。
素材によって耐久性は異なるので、しっかりと見極めましょう。
ただ、どんなに製品の耐久性が高くても、お手入れを怠ってしまえば勿論その分品質は劣化していきます。
日頃からこまめなお手入れを心がけることが大切です。
ポイント③機能性
人間は寝ている間に、コップ1杯分程度の汗をかくと言われています。
見た目にはわかりづらいですが、汗や皮脂などで敷き布団は案外汚れているものです。
側が洗えるもの、制菌加工、上げ下ろししやすい、軽量タイプ、坑カビ加工など、たくさんの機能性敷ふとんがあります。
暮らしに合わせてお選びください。
素材別に見る、敷き布団の種類
1木綿わた
かつては布団の素材として主流であった木綿わた。
吸湿性があるので、汗をよく吸うのが特徴です。ただし放湿性には優れていないので、こまめな天日干しが必要となります。
また重みがあるので扱いづらい点と、ダニが繁殖しやすい点には要注意です。
2ポリエステルわた
ポリエステルには吸湿性がありません。
そのため寝ている間に汗をかきやすい人は、ムレが気になってしまうかもしれません。
一方で、軽い素材なので取り扱いが楽であるというメリットがあります。
また比較的価格が安く、中には洗濯機で洗えるような商品まであるのが特徴です。
3羊毛わた
高い保温力と放湿性が特徴の素材です。
羊毛の表面には、人間の髪の毛に存在するキューティクルに似た構造が見られます。
これは「スケール」と呼ばれ、これが開いたり閉じたりすることで、吸湿と放湿を繰り返します。
欠点としては、使用を続けるうちにへたりやすいということと、天然繊維なので高価であるということが挙げられます。
4ウレタン
なんと言っても優れたクッション性が特徴です。
それゆえ敷き布団の重要な役割である「寝姿勢の保持」と「体圧分散」の両者を叶えてくれる素材であると言えるでしょう。
その優れたクッション性から、医療や介護の現場でも幅広く使われているのがウレタンの敷き布団です。
ややムレやすいですが、壁に立てかけておくことで布団の中のムレた空気を逃すことができるため、頻繁に干す必要がありません。
お手入れが簡単なので、清潔に保ちやすいというのも嬉しいポイントです。
嬉しい機能付き敷き布団
寝具に潜むダニなどのアレルギー原因物質は、寝返りを打った際や布団を動かした際などに舞い上がります。
これを吸い込むことで、咳やくしゃみなど様々なアレルギー症状が引き起こされてしまいます。
家庭でできる敷き布団のダニ対策として、天日干しは一般的な方法です。
しかし、ダニを死滅させるためには気温50℃を約20分間キープする必要があります。
どんなに天気の良い日に布団を干したとしても、気温が50℃に達することはありません。
つまり天日干しだけでダニを退治することは難しいと言えるでしょう。
それでは掃除機で吸うという方法はどうでしょうか。
表面に浮き出たダニやダニの死骸は吸い取ることができるかもしれませんが、布団の内部に入り込んでいるものまで取り除くことは困難です。
そこで、アレルギー体質の方は予め防ダニ加工が施された敷き布団を選ぶと良いでしょう。
最近では中わたに防ダニ加工が施された商品や、ダニが侵入できないよう外側の布地に高密度の繊維を用いた商品など、種類豊富に取り揃えられています。
睡眠に関するお悩みを抱えている方には「ウレタン敷きふとん・マットレス」がおすすめ
一般的な敷き寝具は、身体を面で支えるのに対し、 西川のウレタン敷きふとんマットレスは、点で支える独特の凹凸構造になっています。
凸部分で身体を支えて体圧を分散し、凹部分で空気が流れ、ムレを防ぐ効果があります。
凹凸の下部は硬いウレタンフォームで寝姿勢を保持。
体圧分散と寝姿勢保持という相反する性能を1枚の敷き寝具でバランス良く実現しています。
さらに軽量化も実現しています。
西川のウレタン敷ふとん・マットレスには、 その構造によって大きく2つのタイプがあります。
AIR01、AIR03、 &FreeKAで知られる「三層凹凸構造」と、 整圧敷きふとんやAIR SIなどで展開している「四層特殊立体構造」です。
「三層凹凸構造」
凹凸部分に硬さの異なるウレタンを設け、今までに無い感触と寝心地を実現しています。
「四層特殊立体構造」
三層から四層になり進化し、クッション性が向上しました。
今使っている敷きふとんを変えたいとお考えのかたには是非おすすめしたい商品になります。
‟冷え”にお悩みの方には電位・温熱敷き布団がおすすめ
とにかく冷え性で、布団の中に入ってもなかなか体が温まらないという方には電位・温熱敷き布団がおすすめです。
電位・温熱敷き布団とは文字通り、電位治療と温熱治療の2種類の機能を備えた敷き布団のことです。
布団でありながら、医療機器として厚生労働省の認可を受けている商品です。
布団の中に特殊素材が入っているため、全身を優しく温められるようになっているのが特徴です。
お休み前にあたためておくと、ヒヤッと感なくおやすみになれます。
寒い冬には特に重宝することでしょう。
また夏場は電位治療機能に切り替え、マイナス電位で不眠症・肩こり・頭痛・慢性便秘などを緩和、1年を通して使うことができます。
価格はやや高いですが、冷え性に悩んでいる方にはおすすめです。
自分に合った敷き布団を正しく選びましょう
敷き布団の選び方や種類についてご紹介しましたが、気になる商品はありましたか?
敷き布団は毎日使うものなので、ぜひ早めに見直してみてください。