子供の頃に、頭を向けて寝てはいけない方角や、逆に運気が上がる方角があると聞いたことはありませんか?
寝る時の向きによって、運勢が変わるというのは、風水の考えからにあります。
今回は、なんとなく寝付けない・・・そんなときに試してほしい方法をご紹介します。
目次
寝る時の向き(方角)で寝つきは良くなる
眠る時の方角は、今住んでいる部屋のレイアウトや部屋自体の向きにも左右されます。
住んでいる場所や、家の作りによって東西南北は決まっていますが、寝る向きを変えると寝つきが良くなる、睡眠の質が上がると言われている方法があります。
「東向きに眠るとエネルギーアップにつながる」
「北向きに眠ると良い!」
上記のように聞いたことがある人もいるでしょう。
方角による縁起の良さや、運気の向上の考え方は、風水から来ています。
ですが本当に眠る時の方角を変えた結果、寝つきが良くなった、などの効果が得られた人もいるようです。
睡眠時の質が上がることは、その日のコンディションにも大きく関わってきます。
もし寝つきが悪く、どうしても改善しないという人は、寝具などの改善と共に、睡眠時の方角を変えて気分転換してみるのはいかがでしょう?
どの向きで寝たら最も効果的なの?
「寝る時の向き(方角)で寝つきは良くなる」の項目でも記載した通り、方角によって睡眠の効果が変わると言われています。
各方角によって意味があるので、ぜひ今の自分に合っている方角を見つけてみましょう。
北枕で眠った場合
風水的に、北向きで眠る事はとても良い事だと考えられます。
北は頭を冷やし、南は足を温めるため、眠るための準備としてはおすすめと言われています。
また、磁場は北から南に流れていると考えられており、そのエネルギー流れに沿って眠る事で疲労が取れ、目覚めが良くなります。
風水でも、気は北から南に流れると考えられているようです。
そのため人間関係の改善や、金運アップにも効果があると考えられています。
日本では北向きに眠ることは、縁起が悪いことと言われています。
それは仏教の観点において、死を連想することから縁起が悪いと考えられているようです。
どちらを信じるかも個人のそれぞれになってくるでしょう。
東枕で眠った場合
風水において、北に並んで良い方角だと言われている方角が東向きです。
風水では良縁が増える、健康になる、などたくさんプラス面がある方角と言われています。
東の方角は太陽が登る方向でもあり、朝日を感じながら目を覚ますことができます。
朝起きるのが苦手という人や、朝からエネルギーをチャージしたい人におすすめの方角でしょう。
ですが、少し休みたいな、と考えている方にはエネルギーがあふれすぎていて疲れてしまう方角かもしれません。
また風水において東枕は、若返りややる気の増進という縁起のいい方角とされているよ鵜です。
運気をアップさせたい、という方は東枕で寝てみてはいかがでしょうか?
西枕で眠った場合
西の方角は、日が沈む方角であり、落ち着きを手に入れたい人やじっくりと考え事がしたい人に向いています。
休暇にも適しており、ゆっくりと眠りたい人におすすめな方角です。
風水では金運が上がる方角とも言われています。
ですが、これからバリバリ仕事をしたい、成長したい、と考えている方には少々落ち着きすぎているとも言われている方角です。
「寝つき」だけに注目すると、落ち着いて眠れるといわれる方角なので、睡眠に不安がある方は個の方角で寝てみてはいかがでしょうか。
南枕で眠った場合
南の方角は、感性やひらめきなどが必要な人には向いている方角です。
直感や才能、人気など才能と呼ばれるような感性を育ててくれます。
ですが風水において南向きは、強いエネルギーを持っておりあまり縁起のいい方角ではないとされています。
そのため、運気を燃やし尽くしてしまう方角とも言われています。
また慌ただしさを感じる事が増えるので、寝付きが良くないと悩む方には不向きの方角です。
直観力や感性を磨きたいという方は、南向きで沢山のエネルギーを得てみてはいかがでしょうか?
寝る時の向きで最もおすすめな方角は北向き!
日本では昔から「北枕は良くない」と言われていました。
諸説ありますが、これは亡くなった方の頭を北向きに寝かせているから縁起が悪い、死を連想する、というのが大元の理由のようです。
しかし、仏教では北の方角を神聖な向きとして扱っており、北に頭を向けています。
ですので、一般的に言われているような、不運をもたらすような方角ではありません。
そして日本で北枕は縁起が悪いと言われるのには、もう1つ理由があります。
昔の日本家屋は木造で隙間風が家の中に入りやすく、北に頭を向けて寝ると風邪を引いてしまうという理由があったそうです。
現代の家は機密性が高く、換気が必要とも言われている程なので特に気にする必要はないでしょう。
インド発祥であるヨガの教えでは北と東の方角は神聖かつ、力を与えてくれる方角だとも言われています。
現代の生活様式や、北枕と呼ばれる由縁を知れば、北枕で眠る事は縁起の悪い事ではない事がわかります。
運気を得たいという人は北枕で寝ることをおすすめします。
寝る時の向き以外に注意して欲しい事
寝る時の向き以外に気を付けておきたいのはベッドや布団の位置です。
快眠に少しでも近づくためには、今ねている環境を少し変えてみるだけでも大きく変わります。
ドアと窓の直線上に眠る事
ドアと窓は風の抜け道です。
暑い時や換気目的でドアや窓を開けたまま寝る事もあるでしょう。
冷たい風の通り道で寝てしまうと、喉を痛めてしまう、体が冷えすぎてしまう事があるため注意が必要です。
風水的にもあまりいい方角とは言われていないようです。
気の流れがドアと直結してしまい、影響が強く出てしまうと言われています。
少しでも健康に気を付けたいと考えている方は、ドアや窓の直線状で眠るのは避けた方がよいでしょう。
枕を置く壁側にドアや配管がある
ベッドを使っている方の多くは、壁にベッドをくっつけて置いているはずです。
ベッドをくっつけて置いている壁側に、ドアや配管がある場合は注意しましょう。
眠っている間に人の出入りや気配、水の流れる音などで目が覚めてしまう可能性があるためです。
入眠時はまだ眠りが浅く、少しの雑音で目が覚めてしまうので、なるべく静かな場所を枕の方角として選ぶようにしましょう。
ワンルームやアパートなどの場合はお隣と接していない方角で眠った方が安心です。
ドアや窓と離れた場所で眠る
眠るという事は、外界から意識が遮断され、一番油断している状態です。
人は本能的に守られた場所で眠りたいと思うため、人が出入りするドアの近くでは気が休まりません。
一般的にも風水的にも窓際の配置は避けるべきとされています。
ドアと同様に、窓も気の流れが激しいことと、道路と接している窓であると騒音が気になってしまうことがあるためです。
なるべく、ドアや窓から離れた場所で眠るといいでしょう。
寝る時の向きも大事だが最も重要なのは「寝具」
寝る時の向きが寝付きを良くするというお話をしましたが、より良い睡眠を得るために大切なものは寝具です。
自分の体にあった寝具で眠る事で、快適な睡眠をとる事ができます。
寝具の中でも重要な敷布団・掛け布団
寝具の中でも重要なのは自分の体にいかに合っているかです。
人はまっすぐ立っているときでも、背骨はなだらかなS字を描いています。
寝ているときの姿勢も、立った状態が最も自然で無理のない状態と言われています。
体型や体重に合った敷布団を選ぶことがポイントです。
また、掛け布団は季節を問わず使用できる羽毛布団を使うのがおすすめと言われています。
やわらかい生地で体にフィットしたふとんを使用することで、通気性がよくなり、快適に睡眠がとれます。
敷布団や掛け布団は、使用しているうちにへたってきます。
定期的なメンテナンスをすることで、長く快適に寝具を使用することができます
「さらに詳しくふとんの情報を知りたい」という方は以下の記事も併せてごらんください。
枕の種類について
情報が薄いので、サイト情報を参考に網羅的にまとめリライト
枕は首を支えるために使う寝具であり、睡眠時に使うことは大変重要です。
眠りの質を高めるためには、敷布団と同じように、人間の立っている姿勢と近い状態になることが理想です。
さらに、枕は首と頭を支えているため、合っていないまくらを使用し続けると首の痛みや肩こりの原因にもなります。
理想の枕選びのポイントは以下の5点です。
・首をしっかり支えるもの
・後頭部にフィットするもの
・仰向け寝・横向き寝のどちらにも対応するもの
・寝返りに対応するような十分な横幅があるもの
・高さが調整できるもの
しかしこれだけの項目を満たした枕を、自分で選ぶというのはなかなか難しいものがあります。
どう選んだらいいかわからない方はプロに診断してもらうと良いでしょう。
西川の店舗では枕のフィッティングができる店舗もあるので、ぜひ自分に合った1個を見つけてみてはいかがですか?
さらに詳しい枕の選び方を知りたいという方は、以下の記事も参考にしてみてください。
寝室は快適な環境を保つ
寝室は、自然界で生きる動物でいうところの、ねぐらです。
人間においても睡眠は3大欲求の一つであり、健康に生きていくために大切です。
睡眠に入りやすくするための環境を作ることで、快眠に繋がります。
より快適な睡眠を取れる環境づくりのポイントは以下の通りです。
・明るさ
・音
・温度と湿度
人が眠るときには薄暗くものがうっすらと見える明るさがあると心地よく眠れると言われています。
眠る前には、パソコンやスマートフォンなどの強い光や、白い光は避けましょう。
入眠前に適している光は、赤みのある暖かい色が理想です。
次にポイントなのは音です。
誰しも騒音が響いている場所で安眠はできないでしょう。
ですが無音状態は逆に不安感を抱くと言われているので、そよ風に揺れる木々の音や、静かな図書館くらいの物音があると心地よく眠れると言われています。
最後に、温度と湿度が重要です。
睡眠をするとき、寒すぎても暑すぎても人は眠れません。
適温なのは28~29℃くらいの温度を保つことです。
季節によって気温は変わるので寝具を上手く使いこなして、快適な睡眠を取りましょう。
まとめ
人が眠るという行為は、生きていく中で切っても切れない物です。
その睡眠の質を良くするためにも、睡眠時の環境は大変重要になってきます。
また、どうしても眠れないという人は、一度寝ている方角を変えてみると良いでしょう。
最近寝つきの悪さを感じている人は、寝つきを良くすると言われている北の方角で眠ってみましょう。
運気をアップしたい人は、東の方角を向いて眠ると良いと言われています。
睡眠の質を上げるためにも、現在お使いの寝具を見直してみるのもポイントです。
睡眠全体の質を上げたいのであれば、まずは自分に合った寝具を見つけ、そこに方角や環境作りなどを付け加えていくといいでしょう。