私達の1日の約3分の1は寝ている時間です。
忙しく過ごしていると忘れてしまいがちですが、体と脳を外部の刺激から守りリラックスさせ、1日の疲れをリフレッシュしてくれるとても大事な時間です。
睡眠をうまくとれているとホルモンバランスを一定に保つことができ、お肌のトラブルが減り、体型維持にも役立ちます。
目次
睡眠の大事な役割
子供のころ大人の人に「早く寝ないと大きくなれないよ」と言われたことはありませんか。
それは眠っている間に成長ホルモンが1番多く分泌されるからです。
成長ホルモンが体に及ぼす効果とは何でしょうか。
子供の場合
・骨を伸ばす
・筋肉などの発達
大人の場合
・傷の回復
・免疫力の維持
・脂肪の分解
ですから子供の場合、早く寝なさいよ、という訳ですね。
睡眠には
・大脳を活性化させるレム睡眠
・大脳を沈静化させるノンレム睡眠
の2種類があります。
レム睡眠とは
体は休んでいますが、脳は起きている状態です。
夢を見ることが多いと言われています。
ノンレム睡眠とは
就寝後すぐに現れ、脳は休んでいる状態です。
副交感神経が優位になり、リラックスしています。
眠っている間、約90分のサイクルでこの2セットが4~5回繰り返されています。
質の良い深い眠りが得られるのはこの睡眠サイクルの1~2回目といわれています。
質の良い睡眠を取り続けるにはどうしたらいいのか
食事・運動・睡眠の3つがとても大切です。
質の良い睡眠は食欲を増進させるホルモンの量を減少させ、食欲を抑えるホルモンを増やしてくれます。
睡眠が不足するとこれらのホルモンバランスが崩れてしまい、満腹感を感じられなくなり、過食や甘いものを摂取したくなるという研究結果が出ているくらいです。
食事
○眠る3時間前までには食事を済ませておく
夕飯が遅くなってしまった場合は消化の良いものを選びましょう。
(うどんや、雑炊、お茶漬けなど。)
食べられなかった夕飯は朝に回した方が、太らない、セロトニンが増える、胃がもたれないなど良い事が多いです。
○カフェインは眠る3、4時間前は避けた方がベスト
カフェインといってもコーヒーだけではありません。
玉露、コーヒー、紅茶、お茶、コーラの順に多く含まれています
運動
毎日が忙しくジムに通う事ができない人もいるかもしれません。
1日のうち、ちょっとだけですができる時間を見つけてみませんか?
1駅分歩いてみる、階段を使ってみる、姿勢に気を付けてみるなど日常のちょっとした行動を見直すだけで変わってきます。
休日にはたまに、軽いジョギングをしたりすると気分転換にもなっていいかもしれません。
眠る前のストレッチなども良いでしょう。
血行が良くなり、体をリラックスした状態にできます。
リラックスするという事は眠りに入りやすくなるという事ですので、眠れない時などお試しください。
睡眠
睡眠時間は3時間で十分な人、8時間寝ないとダメな人、と人によって様々です。
7時間寝ると体に良いなど言われますが、自分に合った睡眠時間は自分でしかわかりません。
ではどうしたら良いのでしょうか。
○睡眠時間を記録する
休日など時間がある時にゆっくりお風呂につかり、自然に眠る
翌朝、目覚ましを使用せず自然に起きる
この2つを何日か繰り返し記録してみてください。
頭も体もすっきりしているな、と感じたその日のリズムが自分に合っている生活リズムです。
○寝具を変えてみる
朝起きた時に、体がだるいな、肩が凝っているなと感じる方は寝具が体に合っていない可能性があります。
ネムリウムの店舗では、快眠に向けたコンサルティングを行っております。
お客様の睡眠環境、生活リズムなどを聞いて店頭にいるスリープマスターがその人その人に合った睡眠環境(寝室環境)を提案するサービスです。
例えば、枕の高さが合っていないと頭痛や、肩こり、いびき、首のしわなど色々な影響が出てきます。
マットレスが合っていなければ、寝返りをうちにくく血行が悪くなり、だるさを感じる事もあるでしょう。
ご自身でも気づかない、寝具の不具合があるかもしれません。