枕なしで寝る人の特徴5選|自分に合う枕を見つけて快適な睡眠をとろう

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ねむりのコラム

枕なしで寝る人の特徴5選|自分に合う枕を見つけて快適な睡眠をとろう

ねむりのコラム
公開日2023/12/26
2024/10/29更新日

枕なしで寝る人の特徴5選|自分に合う枕を見つけて快適な睡眠をとろう
 
頭の重さは成人なら約4〜6kgあるといわれ、眠るときに重たい頭を支える役目をしているのが枕です。
枕は睡眠に重要な要素ですが、人によっては枕なしで眠る方が楽だからと枕を持っていない人も少なくありません。
 
この記事では、枕なしで眠るメリットデメリットや自分に合った枕の探し方を解説します。
自分に合った枕を見つけて、より良い睡眠につなげましょう。
 

枕なしで寝る人の特徴5つ


 
枕がないと眠れない人は多くいますが、枕なしが眠りやすく感じる人には特徴があります。普段枕なしで寝ている人は、自分に当てはまる特徴がないか確認しましょう。
 

  • ・うつぶせで寝ている
  • ・柔らかめのマットレスを使っている
  • ・寝返りが少ない
  • ・ストレートネックの人は枕なしで寝がち
  • ・後頭部が平ら(絶壁)である

 

うつぶせで寝ている

うつぶせ寝で枕があると、頭に高さが出る分呼吸がしにくくなります。枕がなければ頭の位置が低い位置で安定し、寝やすいと感じやすくなるのです。
 
うつぶせで寝ているときは、腕を枕にしたり枕を胸あたりにおいて寝ている人も多いでしょう。普段の寝方によって、枕が必要ないと感じている可能性があります。
 
うつぶせ寝で寝る原因が知りたい人は、下記の記事で詳しく解説しているため、ぜひご覧ください。
 


 

柔らかめのマットレスを使っている

使っているマットレスの硬さも、枕の必要性を感じるときのポイントになります。やわらかめのマットレスは、硬いマットレスに比べて身体が沈み込むため、体の形にマットレスがフィットします。
 
体の形にマットレスがフィットすると、首とマットレスの間にある隙間が埋まりやすくなるのです。
 
枕はもともと、首の骨とマットレスの隙間を埋める役割があります。そのため、やわらかいマットレスを使用すると身体にフィットすることで違和感を覚えずに眠れます。
 
ただし、使用しているマットレスによっては、枕があることで寝姿勢が崩れる可能性も否定できません。
 

寝返りが少ない

寝返りは寝ているときの無意識な動作ですが、もともと寝返り自体が少ない人だと、枕がなくても寝られる可能性があります。しかし、枕は寝返りを助ける役割もあり、枕がないことで必要な寝返りができずにいる場合もあるのです。
 
特に、仰向けで寝ることの多い人は寝返りを打つ回数が少ないため、枕がなくても気にならない可能性があります。
 
しかし、枕がない状態で寝ていると、寝返りで横向きになったときに首と体の高低差がでてしまい、首の負担にもつながります。寝返りの回数が少ない人でも、枕が不要なわけではないため注意しましょう。
 

ストレートネックの人は枕なしで寝がち

「枕なしで寝るとストレートネックが治る」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。そのため、ストレートネックの人は枕なしで寝てしまう人も少なくありません。
 
しかし実際には、ストレートネックの人が枕なしで寝ると首に負担がかかってしまい、症状が悪化する可能性もあります。ストレートネックの人こそ、自分に合った枕を使用することが大切です。
 

後頭部が平ら(絶壁)である

後頭部が平ら(絶壁)な人は、後頭部に丸みがある人に比べて広い面で頭の重さを支えられるため、枕がなくても安定する傾向があります。一方で、後頭部に丸みがある人が枕なしで寝ると、一部のみに負担がかかってしまうのです。
 
また、後頭部が平らの人はマットレスと首の隙間も小さくなるため、枕がなくても気にならない人が多いです。
 

枕なしで寝るデメリット


 
自分では違和感なく眠れていると思っていても、枕なしで眠るのは身体にはおすすめできません。
ここでは、枕なしで寝る5つのデメリットを解説します。
どのようなデメリットがあるのか知っておき、枕を購入するか決めましょう。
 

  • ・寝返りが打ちづらい
  • ・顔がむくみやすい
  • ・首が痛くなりやすい
  • ・寝違えやすくなる
  • ・いびきをかきやすくなる

 

寝返りが打ちづらい

人間は寝ているときに、1日で約20回前後の寝返りをするといわれています。(※1)寝返りの回数が少ないと、身体への負担が大きくなり睡眠の質が悪くなるでしょう。
 
枕は、首の動きをサポートして寝返りしやすい環境を作っています。そのため、枕がない睡眠環境によって、気付かないうちによく眠れていない可能性も否定できません。
 

顔がむくみやすい

朝起きたときに顔がむくんでおり、気分が下がる経験をした人も多いでしょう。顔がむくむ原因は、顔が心臓より低い位置になるため顔に血液や水分が溜まりやすくなります。
 
低い枕で寝る場合も同じ危険性がありますが、枕なしで寝るのは低い枕よりもデメリットが大きくなるのが注意点です。
 

首が痛くなりやすい

枕なしで寝ると、後頭部が安定せず首の負担が大きくなり寝違えや首の痛みにつながる可能性があります。
 
枕は寝ている間の首にかかる負担を軽減しているため、枕がなくなれば首への負担は増えます。睡眠時間が長い人ほど首に負担がかかる時間が長く、首を痛める危険性も高くなるのです。
 

寝違えやすくなる

枕がないと寝ている間の頭の位置が不安定になるため、寝違えやすくなる傾向があります。寝違えは長時間首が不自然な方向を向いているときに起きやすく、枕がないと首が不自然な方向に向きやすくなります。
 
枕には寝ている間の首にかかる負担をサポートする機能があるため、寝ている間の負担を減少し、寝違いを防ぐ効果があるのです。
 

いびきをかきやすくなる

いびきは、睡眠中に鼻や喉などの気道が狭くなることで発生する呼吸の振動音です。枕なしで寝る場合、首が上を向くため気道が狭まり、いびきが発生しやすくなります。
いびきは自分の睡眠の質を下げるだけでなく、場合によっては一緒に住む家族の睡眠を妨げてしまう可能性があります。
 
枕に頭を載せることで気道が狭まりにくく、いびきを防ぐ効果が期待できるのです。
 

枕なしで寝るメリット


枕なしで寝る行為はデメリットばかりではありません。どのようなメリットがあるのか理解しておけば、枕を使うか決めやすくなります。
ここでは、枕なしで寝るメリットを3つ解説します。
 

  • ・枕が原因の肩こりが改善する可能性がある
  • ・首にシワが残りにくい
  • ・人によっては快適に眠れる

 

枕が原因の肩こりが改善する可能性がある

枕は寝ている間にかかる首の負担を軽減する効果がありますが、自分に合わない枕を使うとむしろ首への負担が増えてしまう可能性があります。そのため、自分に合わない枕を使っていることで肩こりが起きている場合は、枕をなくすことで改善する場合があるのです。
 
しかし、枕はもともと寝ている間にかかる首の負担を軽減する効果があるため、自分に合った枕を使用していれば肩こりの原因にはなりにくくなります。肩こりがあるからといっていきなり枕なしで寝るのではなく、枕の買い替えを選択肢にいれましょう。
 

首にシワが残りにくい

枕なしで寝ていると、あごを引いた状態になりにくいため、首のシワになりにくいというメリットが考えられます。特に高すぎる枕を使用した場合、あごを引いた状態で長時間過ごしてしまうため、シワがつく可能性があるのです。
 
しかし、枕の高さが自分に合っていれば首のシワが過度による原因にはなりません。まずは枕の高さを見直してみて、改善できるか確認しましょう。
 

人によっては快適に眠れる

頭の位置が一般的な人に比べて前に出ている人にとっては、枕がないことで首のカーブが理想的な形になり、寝やすいと感じる場合もあるでしょう。
 
しかし、枕がないことで寝返りをサポートできないデメリットもあるため、必ずしもおすすめできる方法ではありません。さまざまな枕を試しても眠れないという場合にのみ、検討しましょう。
 

自分に合った枕の探し方5選


 
首に負担をかけずより良い睡眠を得るためには、自分に合った枕を選ぶ必要があります。
普段は枕なしで寝ている人も、身体に合わせて枕を選べば、寝やすくなるでしょう。
 

  • ・首に負担がかからない高さ
  • ・好みに合う素材を選ぶ
  • ・寝返りのしやすいサイズ感
  • ・実際の寝心地にも着目する
  • ・手入れのしやすさも重要

 

首に負担がかからない高さ

枕を選ぶときは、首に負担がかからない高さの枕を選びましょう。首に負担がかからない高さは、人によって違いますが一般的にがっしりした男性は高めの枕、細身の女性は低めの枕が合う傾向があります。しかし、体型によっても違うため実際に試すのが一番です。
 
購入時に枕を試せない場合は、タオルで枕の高さを調整して自分に合う高さを調べておきましょう。
 

好みに合う素材を選ぶ

枕の中に使用される素材は、寝心地や枕の硬さに大きく影響します。枕の硬さや素材は好みがあるため、自分に合った素材を選びましょう。
 
どのような素材が用意されているかはメーカーによっても違い、素材の好みは寝てみないとわかりません。素材を試したいときは、実店舗で試すのがおすすめです。
 

寝返りのしやすいサイズ感

枕のサイズが十分でないと、寝返りが打ちにくくなる原因になります。寝返りに必要なサイズは使用者の体格によって異なり、実際に枕のうえで寝返りをうってみて、頭が落ちないサイズか確認すると選びやすくなります。
 
寝返りのしやすいサイズは肩幅の2.5〜3倍といわれているため、一般的な枕のサイズである横幅63cmでは小さめです。枕を選ぶときは少し大きめを意識すると、選びやすくなるでしょう。
 

実際の寝心地にも着目する

枕の買い替えを考えたときは、なるべく実店舗での購入がおすすめです。枕の寝心地には表面の触り心地や頭の沈む高さなど、多くの要素が関わってきます。インターネットで枕の選び方を理解しても、実際に寝てみなければわからないことが数多くあるのです。
 
そのため、試し寝のできる実店舗であれば、実際の寝心地に近い感覚で枕を試せます。購入後に後悔する可能性が減り、自分に合った枕を見つけやすくなるでしょう。
 

手入れのしやすさも重要

枕を選ぶときは、手入れのしやすさも重視しましょう。枕本体が洗濯できるかは、中の素材で変わります。本体自体の洗濯が難しければ、除菌や消臭できる方法を考えておくと安心です。
 
また、枕自体のお手入れの回数を減らすために、枕を使うときは枕カバーを使用して、週1〜2回を目安に洗濯するのがおすすめです。
 
枕の選び方の詳細は、下記の「まくらの選び方」にて解説していますので併せてご覧ください。
 


 

枕なしで寝るか悩んだときはねむりの相談所へ相談しよう


 
枕なしで寝るか悩んだときは、スリープマスターが在籍しているねむりの相談所へ相談しましょう。ねむりの相談所では睡眠に関する全般的な疑問を解決できるため、自分が枕なしで寝ることに適しているのか判断してもらえます。
 
自分の枕が合わない場合でも、ねむりの相談所であれば新しい枕を購入するためのアドバイスが可能です。プロの目線で枕選びができるため、自分だけでは解決できない睡眠の悩みを解消できます。
 
睡眠に関して不安や疑問があれば、ぜひ一度ねむりの相談所を利用しましょう。
 

枕は睡眠に重要!枕なしで寝るのは避けよう


 
枕は睡眠時の首の負担を軽減し、寝返りをサポートする重要な役目をになっています。枕なしで寝ることがいいと思っても、気付かないうちに体に負担が溜まっている可能性もあるのです。枕なしで寝ている人は、なるべく自分に合った枕を探すのがおすすめです。
 
しかし、自分に合った枕がわからない人もいるでしょう。その場合は、スリープマスターが在籍するねむりの相談所に相談しましょう。一人では納得いく枕が見つからなくても、一緒に枕選びをサポートしてくれます。
 
【参考】
※1 寝返りはしていますか?
 

ねむりの相談所

監修:ネムリウム・スリープマスター編集部
睡眠科学や快眠環境などの専門講習を受けた 眠りのプロフェッショナル。快適な眠りにつくための環境の整え方や寝具選びをご提案致します。 「寝具選び」や「ねむりの悩み」は、分からない事が多い方が大半。 「なんだか眠れない」などのお悩みはお気軽にご相談ください。

※本記事で提供されている情報は信頼性の維持に努めておりますが、正確性・完全性を保証するものではありません。また、特定の商品を推薦・推奨するものではなく、効能・効果を保証するものではありません。
※本記事で提供される情報は掲載当時の一般論になります。治療行為等の一切の医療行為を目的とするものではなく、ご自身の医療上の問題の解決を図りたい場合は、医師や専門家等に相談の上、適切な医療機関をご受診ください。

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