肌掛け布団とは?選び方や素材ごとの特徴を知ってぴったりのものを見つけよう

ねむりのコラム
2025/12/23

肌掛け布団とは?選び方や素材ごとの特徴を知ってぴったりのものを見つけよう

暑い季節になると、「掛け布団だと暑いけれど、何も掛けないと落ち着かない」と感じる人は少なくありません。そんなときに活躍するのが肌掛け布団です。

肌掛け布団は軽さと通気性を兼ね備え、夏場や季節の変わり目の睡眠を快適にしてくれます。しかし、掛け布団やタオルケットとの違いがわからないまま選ぶと、「思ったより寒い」や「逆に暑い」といったミスマッチが起こりがちです。

この記事では、肌掛け布団の特徴やメリット・デメリットを解説します。

肌掛け布団とは?特徴と掛け布団との違い

肌掛け布団とは、おもに春から秋にかけて使用される薄手で軽量な掛け布団です。

肌掛け布団は一般的な掛け布団と比べて中綿の量が少なく、体への圧迫感が少なくすみます。暑い時期でも体を適度に覆い、冷房による冷えを防ぎながら、通気性を確保できます。

一方、掛け布団は保温性を重視して作られているため、夏場には暑さを感じやすくなります。

両者の違いを理解せずに選んでしまうと、季節に合わない寝具を使い続けなければならず、睡眠の質を下げる原因になります。

このような事態を避けるためにも、肌掛け布団の役割を把握し、使い分けの仕方を理解することが大切です。

肌掛け布団のメリット

肌掛け布団は、軽さ・通気性・適度な保温性を兼ね備えており、季節の変わり目や冷房を使う時期に重宝します。これらの特性を理解せずに選ぶと、「暑い」「寒い」といった不満が出やすくなるでしょう。

ここでは、肌掛け布団のメリットについて解説します。

  • ・軽くて通気性が良い
  • ・タオル・ガーゼケットより保温性がある
  • ・春〜初秋までロングシーズン対応

軽くて通気性が良い

肌掛け布団は非常に軽く、体にかかる負担が少ない寝具です。

肌掛け布団の軽さと通気性の良さによって、寝返りがしやすく、睡眠中に蒸れにくい環境を保てます。とくに暑い夜や湿度が高い時期でも、布団内に熱や湿気がこもりにくくなります。

このように、肌掛け布団は重い布団が原因で寝苦しさを感じていた人にとって、睡眠の快適さを大きく左右するでしょう。

タオル・ガーゼケットより保温性がある

タオルケットやガーゼケットは通気性に優れていますが、冷房を使う夜や朝方の冷えには物足りない場合があります。

一方肌掛け布団は、薄手でありながら中綿が入っているため、体温を適度に保ちやすい点が特徴です。

そのため、睡眠時に冷えすぎを防ぎつつ蒸れにくい環境をつくれます。気温差がある季節や、冷房設定を弱めにしたい人にとっても、体温調整をサポートしてくれる存在といえるでしょう。

春〜初秋までロングシーズン対応

肌掛け布団は、春先から初秋まで長く使える点が大きな魅力です。

肌掛け布団は、朝晩の冷え込みがある春や秋、冷房を使う夏場まで幅広く対応できます。気温の変化が大きい時期でも、体にかかる負担を抑えながら快適な睡眠環境を保てます。

掛け布団ほど重くなく、タオルケットよりも安心感があるため、季節ごとに寝具を頻繁に替える手間を減らせる点も実用的です。

肌掛け布団のデメリット

肌掛け布団は使い勝手の良い寝具ですが、万能ではありません。特徴を理解せずに選んでしまうと、「思っていた使い方ができない」や「季節に合わなかった」と感じる可能性があります。

肌掛け布団を購入する際は、メリットだけで判断すると失敗につながりやすいため、デメリットも把握したうえで使い分けることが大切です。

ここでは、肌掛け布団を選ぶ前に知っておきたいデメリットを解説します。

  • ・冬場には単体使用が難しい
  • ・ペラペラな製品もあり、保温力に個体差がある
  • ・素材選びで寝心地が変わる

冬場には単体使用が難しい

肌掛け布団は薄手で軽量なため、真冬に一枚だけで使用すると寒さを感じやすくなります。

肌掛け布団の保温力は、冬用の掛け布団ほど高くありません。そのため、気温が低い時期には、毛布や掛け布団と重ねて使う必要があります。

冬場の使用を想定せずに購入すると、「寒くて眠れない」と感じる原因になるため、あくまで春〜秋向けの寝具として位置づけることが重要です。

ペラペラな製品もあり、保温力に個体差がある

肌掛け布団は、製品ごとに中綿量や厚みに大きな差があります。製品選びを誤ると、「想像していたよりも薄く、体を十分に覆えない」と感じる可能性があります。

とくに価格を抑えた商品や夏専用として作られたものは、保温力がかなり控えめなケースも少なくありません。

購入前に中綿量や仕様を確認しないと、冷房使用時や朝方の冷えに対応できず、快適さを損なう原因になります。

素材選びで寝心地が変わる

肌掛け布団は、使用されている素材によって寝心地が大きく変わります。素材選びを誤ると、通気性が不足して蒸れやすくなったり、肌触りに違和感を覚えたりする可能性があります。

たとえば、汗をかきやすい人が吸湿性の低い素材を選ぶと、不快感が強くなりがちです。

自分の体質や使用する季節を考慮せずに選ぶと、快適さが損なわれやすくなるため注意しましょう。

肌掛け布団の素材別の違いと選び方

素材は、使用時の肌触りや通気性、扱いやすさにつながります。素材の違いを把握せずに選ぶと、「暑い」や「ベタつく」、「洗いにくい」などの不満が出やすくなります。

このような事態を避けるためにも、肌掛け布団を選ぶ際は、素材ごとの特性を理解しておきましょう。

  • ・綿素材は肌触り抜群
  • ・ポリエステル素材は軽くて乾きやすい
  • ・麻素材は暑い時期にぴったり

綿素材は肌触り抜群

綿素材の肌掛け布団は、吸湿性と通気性に優れ、やさしい肌触りが特徴です。汗を吸いやすく、寝汗をかいてもベタつきにくいため、敏感肌の人にも向いています。自然素材ならではの安心感があり、肌への刺激が少ない点も魅力です。

直接肌に触れる寝具だからこそ、触れたときの心地よさを重視したい人にとって、綿素材は満足度の高い選択肢といえるでしょう。

ポリエステル素材は軽くて乾きやすい

ポリエステル素材の肌掛け布団は、軽量で扱いやすい点が大きな魅力です。ポリエステルは乾きやすく、自宅で洗濯しやすいため、清潔な状態を保ちやすくなります。

汗をかきやすい季節でも、洗濯後に短時間で乾くため、日常的に使いやすい素材といえるでしょう。

手入れのしやすさを重視する人や、頻繁に洗濯したい家庭にとって、実用性の高い選択肢です。

麻素材は暑い時期にぴったり

麻素材の肌掛け布団は、通気性が高く、さらっとした肌触りが特徴です。麻は湿気がこもりにくいため、とくに気温や湿度が高い時期でも快適に使えます。

寝汗をかいてもベタつきにくく、布団内を涼しく保ちやすい点が魅力です。

夏の寝苦しさを軽減したい人や、冷房使用時でも爽やかな寝心地を求める人に向いています。

肌掛け布団が欲しいと思ったらねむりの相談所に聞いてみよう

肌掛け布団選びに迷ったときは、専門知識を持つスタッフに相談できる場所を活用するのもひとつの方法です。ねむりの相談所では、使用する季節や寝室環境、体質などを踏まえたうえで、適した寝具の提案をおこなっています。

肌掛け布団は、素材や厚みの違いによって寝心地が大きく変わるため、自己判断だけで選ぶと「思っていた使用感と違った」と感じる可能性もあります。

ねむりの相談所を利用すれば、睡眠環境に合わせたアドバイスを受けられるため、このようなミスマッチを防ぎやすくなります。

睡眠環境を総合的に見直したい人や、初めて肌掛け布団を選ぶ人にとって、安心して相談できる存在といえるでしょう。

シーズンに合わせて肌掛け布団を使おう

肌掛け布団は、春や秋の寒暖差がある時期や、夏の冷房対策として取り入れることで、快適な睡眠環境をつくれます。掛け布団とタオルケットの中間的な役割を担う寝具だからこそ、気温や体調に応じた調整がしやすい点が魅力です。

ただし、シーズンによっては単品での使用は難しく、時期を見極めることが大切です。

季節ごとの特徴を理解し、自分に合った素材や厚みを選ぶことで、一年を通して心地よい眠りにつながります。肌掛け布団を上手に取り入れ、シーズンごとの睡眠の質を高めましょう。

監修:ネムリウム・スリープマスター編集部
睡眠科学や快眠環境などの専門講習を受けた 眠りのプロフェッショナル。快適な眠りにつくための環境の整え方や寝具選びをご提案致します。 「寝具選び」や「ねむりの悩み」は、分からない事が多い方が大半。 「なんだか眠れない」などのお悩みはお気軽にご相談ください。

※本記事で提供されている情報は信頼性の維持に努めておりますが、正確性・完全性を保証するものではありません。また、特定の商品を推薦・推奨するものではなく、効能・効果を保証するものではありません。
※本記事で提供される情報は掲載当時の一般論になります。治療行為等の一切の医療行為を目的とするものではなく、ご自身の医療上の問題の解決を図りたい場合は、医師や専門家等に相談の上、適切な医療機関をご受診ください。

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