赤ちゃんに枕はいつから必要?月齢別の使い方と選び方を解説

ねむりのコラム
2023/01/31


 
赤ちゃんに「枕は必要なのか」や「いつから使ってよいのか」は、新米ママ・パパにとって気になる疑問です。
 
一般的には、赤ちゃんは大人と違って骨格が未発達なため、枕は必要ないとされています。しかし、月齢や体の発達状況によっては、サポートアイテムとして有効な場合も少なくありません。
 
実際、吐き戻し防止や頭の形を整える目的で使われるケースも多く、正しく使えば快適な睡眠環境づくりにも役立ちます。
 
この記事では、赤ちゃんの枕の必要性について、メリットや選び方をまじえて解説します。赤ちゃんの安全で心地よい睡眠のために、正しい知識を身につけましょう。
 

 

赤ちゃんに枕は必要?基本の考え方をわかりやすく紹介


 
赤ちゃんに枕を使うかどうかは、家庭によって判断が異なります。事前にほかの家庭の考え方を理解しておくことで、自分の赤ちゃんにどのように対応するかが決めやすくなるでしょう。
 
ここでは、赤ちゃんの枕に対しての基本的な考え方について解説します。赤ちゃんの安全と発育を考慮して、慎重に判断しましょう。

  • ・新生児〜首すわり前は枕を使わない家庭が多い
  • ・枕を使う家庭が多い時期は?月齢の目安
  • ・使用時は窒息に注意が必要

新生児〜首すわり前は枕を使わない家庭が多い

生まれたばかりの赤ちゃんは、首がすわっておらず筋肉も未発達です。大人と違って頸椎の湾曲もないため、多くの家庭では新生児期には枕を使わず、フラットな布団に寝かせることを基本としています。(※1)
 
ただし、家庭によっては吐き戻しの防止や頭の形を整える目的として、ベビー枕を使用するケースも少なくありません。親が見守れる日中を目処に使用することで、安心してベビー枕を活用できます。
 

枕を使う家庭が多い時期は?月齢の目安

赤ちゃんに枕を使い始める時期の目安は、一般的に首がすわる生後3〜4ヶ月以降です。なかでも、寝返りが安定してきた5〜6ヶ月ごろから使い始める家庭が多くなります。これは、首の筋肉が発達してくることで、窒息のリスクが下がるためです。
 
この時期になると、頭の形が気になり始めたり、寝返りで向き癖がつくこともあります。そういった悩みをサポートするために、ドーナツ型の枕や傾斜付きの枕などを検討する家庭が増えています。ただし、どの時期であっても赤ちゃんの発育状況にあわせた判断が大切です。
 

使用時は窒息に注意が必要

赤ちゃんに枕を使用する際に最も気をつけたい点が、窒息のリスクです。柔らかすぎる枕や高さのある枕は、赤ちゃんの顔が沈み込み、口や鼻がふさがってしまう恐れがあります。
 
これは、睡眠中の突然死を引き起こす原因にもなりかねないため、枕の素材や形状は慎重に選びましょう。
 

赤ちゃんが枕を使うメリット


 
赤ちゃんは枕を使わないことが基本とされている一方で、状況によっては、枕を使うことによるメリットもあります。とくに、ミルクの吐き戻し対策や頭の形の矯正、睡眠姿勢の安定化といった面で、適切な枕の使用が役立つケースも少なくありません。
 
ここでは、赤ちゃんが枕を使うメリットについて解説します。

  • ・母乳やミルクの吐き戻しを防ぐ
  • ・頭の変形を防ぐ

母乳やミルクの吐き戻しを防ぐ

新生児期は胃の形状が未熟で逆流しやすく、ミルクや母乳の吐き戻しが多くなります。こうした場合、枕を使用して上半身を少し高くすることで逆流を防ぎやすくなり、ミルクの戻りを軽減できる可能性があります。
 
ただし、高さがありすぎると首や背中に負担がかかるため、専用の傾斜付き枕やバスタオルを使って微調整することが重要です。吐き戻しの防止を目的として枕を使用する際は、医師や助産師に相談しながら、赤ちゃんにとって無理のない体勢を整えてあげましょう。
 

頭の変形を防ぐ

赤ちゃんは後頭部が柔らかく、長時間同じ向きで寝ていると頭の形がいびつになる「斜頭症」や「絶壁頭」になることがあります。これを予防するために、ドーナツ型のベビー枕を使用する家庭もあります。
 
枕の中心が少し凹んでいるタイプは、後頭部への圧力を分散し、自然な丸みに整えるのをサポートします。
 
ただし、必ずしもすべての赤ちゃんに必要なわけではなく、日々の向き癖の改善や寝返りの促進もあわせて取り組むことが大切です。

赤ちゃんに準備したい布団や寝具のリスト

 

 
赤ちゃんが快適な睡眠をとるために準備したい寝具を一覧にしました。
役割や必要性を踏まえた上で何を購入するか決めましょう。

名称 役割
ベビー布団セット お布団一式
キルトパッド 汗や湿気を吸水する
洗えるタイプがおすすめ
防水シーツ 汗、おねしょが敷き布団に浸透しないよう防止する便利アイテム
カバー類 布団自体の汚れを防止できる
カバーをすることで、布団の劣化を防ぎ、赤ちゃんの寝環境を清潔に保つ
綿毛布 冬に掛け布団とセットで使うとおすすめ
ベビー枕 頭蓋骨が柔らかいため、頭の形を整えるためにもおすすめ
タオルケット 夏場におすすめ
体温調節に使えるのであると便利

 

ベビー枕の選び方


 
赤ちゃんの枕を選ぶときは、安全性と清潔さ、快適さが大きなポイントになります。とくに生まれて間もない赤ちゃんは寝ている時間が長く、枕が肌に直接触れる時間も長いため、素材選びにも注意が必要です。
 
ここでは、ベビー枕の選び方について解説します。

  • ・高さは「低め・薄め」が基本
  • ・通気性の良い素材を選ぶ
  • ・丸洗いできる枕だと清潔を保ちやすい
  • ・肌に触れる部分はやわらかい素材

高さは「低め・薄め」が基本

赤ちゃんの首のカーブは大人とは異なり、ほとんどまっすぐな状態です。そのため、枕の高さは低めのものを選びましょう。高すぎる枕を使うと、気道を圧迫したり首に負担をかける原因になることがあります。
 
枕が低すぎるか悩む際はタオルで調整して、日々の様子を観察することも大切です。
 

通気性の良い素材を選ぶ

赤ちゃんは大人よりも体温が高く、汗をかきやすい傾向にあります。そのため、枕の素材は通気性に優れたものを選ぶことが重要です。
 
たとえば、メッシュ素材や天然素材の中綿が使われた枕は、熱がこもりにくく快適に過ごせます。
 
とくに夏場や室温が高くなりがちな時期は、寝汗によるあせもといった肌トラブルを防ぐためにも、通気性の良さが求められます。また、枕の素材だけでなく、カバーの洗いやすさも選ぶ際のポイントです。
 

丸洗いできる枕だと清潔を保ちやすい

赤ちゃんは汗をかいたり、よだれやミルクの吐き戻しがあったりと、寝具が汚れやすい環境にあります。そのため、枕本体が丸洗いできる仕様だと、清潔な状態を保ちやすくなります。
 
また、定期的に洗濯できることで、アレルギー対策にもなり、赤ちゃんが安心して眠れる環境づくりに役立つでしょう。購入時は洗濯表示を確認し、乾燥機対応かどうかもチェックしておくと便利です。
 

肌に触れる部分はやわらかい素材

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなため、直接触れる部分にはやわらかく刺激の少ない素材を選ぶことが大切です。たとえば、ガーゼ生地やオーガニックコットンなど、肌にやさしい天然素材を使った枕が人気です。
 
化学繊維や硬い素材は肌トラブルを起こす可能性があるため、赤ちゃんの枕では選ばないようにしましょう。通気性や吸湿性とあわせて、季節に合った素材を選ぶのもポイントです。
 

ベビー枕選びに困ったらねむりの相談所を利用しよう


 
赤ちゃんに合った枕を選ぶのが難しいと感じたら、専門家のアドバイスが得られる「ねむりの相談所」の利用がおすすめです。ねむりの相談所には睡眠に関する知識が豊富なスリープマスターが在籍しており、赤ちゃんの発育段階に合わせて、最適な枕選びをサポートしてくれます。
 
実店舗では実際に寝具を触れられるケースもあり、オンラインではわからない使い心地を確認できます。育児に不安を抱えるご家庭にとって、信頼できる相談先として活用すると安心できるでしょう。
 

 

ベビー枕を用意して赤ちゃんの睡眠を守ろう


 
赤ちゃんに枕が必要かどうかは月齢や個々の発育状況によって異なります。しかし、安全に使えるタイミングで適切な枕を選べば、快適な睡眠環境を整えることにつながるでしょう。
 
そのため、枕を購入する際は、ミルクの吐き戻しや頭の変形防止など、目的に応じて選ぶことが大切です。
 
ベビー枕選びに迷ったら、専門の相談所を活用してみてください。最適な寝具を見つけることで、赤ちゃんの快眠をサポートできるでしょう。
 
参考
※1 赤ちゃんの枕は安全なの?

監修:ネムリウム・スリープマスター編集部
睡眠科学や快眠環境などの専門講習を受けた 眠りのプロフェッショナル。快適な眠りにつくための環境の整え方や寝具選びをご提案致します。 「寝具選び」や「ねむりの悩み」は、分からない事が多い方が大半。 「なんだか眠れない」などのお悩みはお気軽にご相談ください。

※本記事で提供されている情報は信頼性の維持に努めておりますが、正確性・完全性を保証するものではありません。また、特定の商品を推薦・推奨するものではなく、効能・効果を保証するものではありません。
※本記事で提供される情報は掲載当時の一般論になります。治療行為等の一切の医療行為を目的とするものではなく、ご自身の医療上の問題の解決を図りたい場合は、医師や専門家等に相談の上、適切な医療機関をご受診ください。

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