
体圧分散とは、寝ているときに体にかかる圧力を分散させる性質です。腰痛や肩こりに悩んでいる人であれば、体圧分散の高い寝具を使用することで体の負担を軽減できます。
しかし、体圧分散についての知識がなければ、高価な寝具を購入しても、満足いく結果が得られないかもしれません。
この記事では、体圧分散の基本知識、効果について解説します。

目次
体圧分散とは体にかかる圧力を分散する性質

体圧分散とは、寝ているときに体の特定部位にかかる圧力を全体に分散させる性質です。
たとえば、硬い床に寝ると腰や肩が痛くなるのは、体圧が一箇所に集中していることが原因です。体圧分散性の高い寝具を使用することで、この圧力を体全体に広げ、負担を軽減できます。
なお、仰向けに寝たとき、体重の約44%が腰にかかるとされています(※1)。体圧分散性の低い寝具では、この負担がそのまま腰に集中し、痛みや不快感の原因になりかねません。
一方、体圧分散性の高いマットレスは、体の曲線に沿って適度に沈み込み、腰や肩にかかる圧力を分散させるため、起きたときも体の負担を感じにくくなります。
体圧分散の効果とは?

体圧分散には、体への負担軽減や睡眠の質向上など、さまざまな効果があります。
体圧分散性の高い寝具を使うことで、睡眠中の不快感を減らし、快適に眠れるようになるでしょう。
ここでは、体圧分散の効果について解説します。
- ①体への負担が軽くなりやすい
- ②寝返りがしやすい
- ③睡眠の質が良くなりやすい
①体への負担が軽くなりやすい
体圧分散性の高い寝具は、腰や肩など特定部位への負担を軽減します。
硬い床や体圧分散性の低い寝具で寝ると、後頭部、肩甲骨、お尻などに圧力が集中し、痛みやコリの原因になります。一方、体圧分散性の高いマットレスは、体の重さを全体に広く分散させるため、圧迫感をほとんど感じません。
腰痛や肩こりに悩んでいる人は、体圧分散性の高い寝具を選ぶと、痛みを軽減できる可能性が高いでしょう。
②寝返りがしやすい
寝返りは血液循環を促し、体の特定部位に負担が集中するのを防ぐ重要な動作です。
体圧分散性の高い寝具は、適度な反発力を備えているため、この寝返りがしやすくなります。
柔らかすぎる寝具は体が沈み込みすぎて寝返りが打ちにくくなりますが、体圧分散性と反発力を兼ね備えた寝具は、自然な寝返りをサポートできます。
適度な寝返りができることで、寝ている際の体の負担が偏らず、快適な睡眠環境を整えられるでしょう。
③睡眠の質が良くなりやすい
体圧分散性の高い寝具は、体への負担を軽減し、リラックスした状態で眠れるため、睡眠の質が向上しやすくなります。
体圧が一箇所に集中していると、痛みや不快感で睡眠が浅くなり、夜中に目が覚める原因になりかねません。一方、体圧が分散されていれば、体全体がリラックスし、深い眠りにつきやすくなります。
このような点から、体圧分散性の高い寝具を使うことで、睡眠の質を改善できる可能性が高いでしょう。
体圧分散を意識した寝具選びのポイント

自分の体型や寝姿勢にあわない寝具を選ぶと、体圧分散の効果を十分に得られない場合があります。
購入後に後悔しないよう、どのように寝具を選べば良いのか、事前に理解しておきましょう。
ここでは、体圧分散を意識した寝具選びのポイントについて解説します。
- ・体型・体重に合わせて考える
- ・睡眠時の姿勢から考える
- ・実際の使用環境に合わせる
体型・体重に合わせて考える
体圧分散を意識した寝具選びでは、自分の体型や体重にあった硬さを選ぶことが大切です。
体重が軽い人が硬すぎるマットレスで寝ると、体が沈み込まず体圧が分散されません。一方、体重が重い人が柔らかすぎるマットレスで寝ると、腰が沈み込みすぎて寝姿勢が崩れます。
一般的に、体重が軽い人は柔らかめ、体重が重い人は硬めのマットレスが適しています。自分の体型や体重にあった硬さを選ぶと、体圧分散の効果を最大限に得られるでしょう。
睡眠時の姿勢から考える
睡眠時の姿勢によっても、適した寝具が異なります。
たとえば、仰向けで寝る人は、腰の部分が適度に沈み込み、背骨のS字カーブを保てるマットレスが適しています。横向きで寝る人は、肩や腰が沈み込み、背骨がまっすぐになるマットレスが理想的です。
このように、睡眠時の姿勢を考慮して寝具を選ぶと、体圧分散の効果を高められるでしょう。
実際の使用環境に合わせる
寝具選びでは、実際に使用する環境も考慮する必要があります。
たとえば、床に直接敷いて使う場合は、厚みのあるマットレスを選ぶと底付き感を防ぐことが可能です。一方、ベッドフレームに置く場合は、通気性を考慮したマットレスが適しています。
使用環境にあわせて寝具を選ぶと、体圧分散の効果を維持しつつ、快適に使い続けられるでしょう。
体圧分散を意識した寝具選びの注意点

体圧分散性の高い寝具を購入する際、体圧分散だけを重視すると、かえって寝心地が悪くなる場合があります。
マットレスは高い買い物だからこそ、後悔しないために、事前に注意しておくべきことが大切です。
ここでは、体圧分散を意識した寝具選びの注意点について解説します。
柔らかいことのみが重要ではない
体圧分散性が高い寝具は柔らかいイメージがありますが、柔らかければ良いわけではありません。
柔らかすぎるマットレスは、体が沈み込みすぎて寝姿勢が崩れ、腰や背中に負担がかかります。また、寝返りが打ちにくくなり、血液循環が妨げられる可能性もあります。
体圧分散を意識する際は、柔らかさだけでなく、適度な反発力や寝姿勢の保持も重視して選ぶと、快適に使えるでしょう。
体圧分散だけで寝具を選ばない
体圧分散は重要な機能ですが、それだけで寝具を選ぶのは避けるべきです。
体圧分散性が高くても、通気性が悪ければ睡眠時に布団のなかが蒸れてしまい、寝苦しくなります。また、耐久性が低ければ、すぐにへたって体圧分散の効果が失われるかもしれません。
寝具を選ぶ際は、体圧分散に加えて、通気性、耐久性、寝返りのしやすさなど、総合的に判断すると、長く快適に使える寝具を見つけられるでしょう。
下記の記事でも、マットレスの選び方について解説していますので、参考にしてみてください。
体圧分散を意識した寝具を探すならねむりの相談所がおすすめ

体圧分散を意識した寝具選びで迷ったら、専門家に相談するのがおすすめです。
ねむりの相談所は、睡眠環境のコンサルティングサービスです。店舗には眠りのプロである「スリープマスター」が在籍しており、体型や体重、睡眠時の姿勢にあわせた寝具の選びのサポートをおこなっています。
また、体型に合わせたマットレスの分析もでき、自分に最適な寝具を見つけられるため、納得のいく寝具に出会えるでしょう。

体圧分散への知識を深めて睡眠環境を良くしよう

体圧分散とは、寝ているときに体の特定部位にかかる圧力を全体に分散させる性質です。
体圧分散性の高い寝具を使うことで、体への負担が軽減され、寝返りがしやすくなり、睡眠の質が向上します。ただ、柔らかすぎる寝具は寝姿勢が崩れるため、適度な反発力も欠かせません。
寝具を選ぶ際は、体型や体重、睡眠時の姿勢、使用環境を考慮し、体圧分散に加えて通気性や耐久性も確認すると、快適な睡眠環境を整えられるでしょう。
体圧分散への知識を深めて、自分にあった寝具を選んでください。
参考
※1 マットレスの真ん中がへこむと腰痛に!原因と今すぐできる対策







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