
 
「せっかく高い費用をかけてオーダーメイド枕を作ったのに、なんだか合わない」と悩みを抱える方は少なくありません。
 
オーダーメイド枕は一人ひとりの体に合わせて作られるため、理想的な寝心地が得られると思われがちですが、実際には「合わない」と感じるケースも多く見られます。
 
しかし、オーダーメイド枕であれば万が一合わないと感じる場合でも、調整次第で状況が改善するケースも多いです。
 
この記事では、オーダーメイド枕が合わないと感じる5つの理由とその対処法を解説します。
 

 
目次
オーダーメイド枕が合わないと感じる5つの主な理由

 
オーダーメイド枕は、市販の枕に比べて「自分に合わせて作った」という安心感があります。しかし、作る過程や使用環境によってはフィットしないケースも少なくありません。
 
このような事態が発生した場合でも、原因を理解できれば、改善方法が見つかる可能性が高まります。
 
ここでは、オーダーメイド枕が合わないと感じる5つの主な理由について解説します。
 
- ・計測時の環境が実際と異なる
 - ・寝姿勢や寝返りのクセが反映されていない
 - ・購入後に体型や体調が変化している
 - ・使用環境(マットレスや枕カバー)との相性が悪い
 - ・調整・アフターケアをしていない
 
①計測時の環境が実際と異なる
オーダーメイド枕は、店舗で計測したデータをもとに作られます。しかし、計測時のベッドやマットレスが自宅の寝具環境と異なる場合、枕の高さや沈み込みにズレが生じます。
 
たとえば、硬めのマットレスで測定した場合、自宅の柔らかいマットレスでは頭が沈み込み、結果として枕が高く感じるのです。
 
その結果、作った枕を実際に使ってみて、「寝にくい」と感じてしまうでしょう。
 
②寝姿勢や寝返りのクセが反映されていない
人は寝ている間に、20〜40回寝返りをしているといわれています。(※1)
 
オーダーメイド枕の多くは、計測時の姿勢を基準に設計されます。しかし、人は睡眠中に何度も寝返りを打ち、横向きやうつ伏せになることも少なくありません。
 
このような寝姿勢のクセが考慮されていないと、仰向け寝では快適でも横向き寝では違和感を感じる可能性があります。
 
③購入後に体型や体調が変化している
オーダーメイド枕は、作成時点の体型や姿勢をもとに設計されます。そのため、時間の経過とともに体重の増減や筋肉の付き方が変わると、当初の高さやバランスが合わなくなるケースがあります。
 
また、加齢による骨格の変化や姿勢の癖、肩こりの悪化もオーダーメイド枕の寝心地に影響します。
 
体型の変化が起きてからオーダーメイド枕の調整をおこなっていなければ、徐々に合わないと感じるでしょう。
 
④使用環境(マットレスや枕カバー)との相性が悪い
オーダーメイド枕が合わない原因のひとつに、ほかの寝具との相性があります。
 
たとえば、柔らかいマットレスでは体が沈み込み、結果的に枕が高く感じやすくなります。また、厚手のカバーを使用すると高さが変わり、通気性が悪い素材では寝苦しさの原因にもなります。
 
このように、オーダーメイド枕を購入した後にほかの寝具の見直しをおこなわなければ、気付かないうちに合わない枕となっている可能性があるでしょう。
 
⑤調整・アフターケアをしていない
オーダーメイド枕は、一度作ったら終わりではありません。使用していくうちに中材がヘタったり、寝具環境が変わることで高さのバランスが崩れます。
 
多くのオーダーメイド枕のメーカーでは、購入後に1〜3年のアフターケアがついています。しかし、アフターケアを利用しなければ、枕の高さのバランスが崩れた際の対処がおこなわれず、結果的に合わない枕となってしまうのです。
 
合わない枕を作ってしまった場合の対応方法

 
オーダーメイド枕が合わないと感じたら、焦らずに対応することが大切です。少しの調整や環境改善で、快適さを取り戻せるケースも多いです。
 
ここでは、合わない枕を作ってしまった場合の対応方法を解説します。
 
- ・店舗のアフターサービスを活用する
 - ・寝具環境を見直す
 - ・思い切って買い替え・作り直しも視野にいれる
 
①店舗のアフターサービスを活用する
多くのオーダーメイド枕専門店では、購入後に無料で調整できるサービスを提供しています。そのため、使い心地が悪いと感じたら、まずは購入店舗に相談してみましょう。
 
購入後に高さや中材のバランスを再調整することで、理想の寝心地を取り戻せる可能性があります。
 
このようなアフターサービスは、購入後1〜3年まで対応可能なケースも多いため、購入した枕の保証期間を確認しておくと安心です。
 
②寝具環境を見直す
枕だけでなく、マットレスや敷布団の硬さを見直すことでオーダーメイド枕の寝心地が改善するケースもあります。
 
たとえば、マットレスが柔らかすぎると頭が沈み、枕の高さが実際より高く感じます。また、湿度や気温の変化で寝心地が変わることもあるため、通気性の良いカバーや除湿シートを取り入れるのも効果的です。
 
このように、オーダーメイド枕が合わない際はほかの寝室環境を整えることで、枕のフィット感が大きく変わる可能性があります。
 
③思い切って買い替え・作り直しも視野にいれる
オーダーメイド枕を再調整しても違和感が続く場合は、思い切って新しい枕を作り直すのも選択肢のひとつです。
 
とくに、購入時から体型や生活リズムが大きく変化している場合、以前のデータを使った枕では完全にフィットしない可能性があります。
 
購入してから時間が経過している場合は、中材の劣化が原因の可能性もあるため、調整して改善されないのであれば買い替えも視野にいれましょう。
 
合わないオーダーメイド枕を作らないためにできること

 
オーダーメイド枕を作る際は、事前の準備と店舗選びで失敗を防げます。専門スタッフと相談しながら作ることで、より満足度の高い枕を手に入れられるでしょう。
 
ここでは、合わないオーダーメイド枕を作らないためにできることを解説します。
 
- ・自分の寝姿勢を正しく伝える
 - ・テスト用のマットレスが複数ある店舗を選ぶ
 - ・調整が何度でも可能な店舗を選ぶ
 - ・専門家が常駐する店舗を選ぶ
 
①自分の寝姿勢を正しく伝える
計測時には、実際に自分がよく取る寝姿勢を正確に伝えることが大切です。仰向け・横向き・うつ伏せなど、寝姿勢は人によって異なります。
 
普段の姿勢をもとに枕を作ることで、自然な寝心地に近づけられるでしょう。とくに、横向きが多い人は、肩幅に合わせた高さ調整をしてもらうと快適に眠れます。
 
自身の寝姿勢がわからないときは、家族に聞いてみたり、睡眠時の様子を録画したりしておくと確認できます。
 
②テスト用のマットレスが複数ある店舗を選ぶ
枕の高さは、マットレスとの組み合わせで決まります。オーダーメイド枕を作る際は、複数種類のマットレスを試せる店舗を選ぶと、自宅の寝具に近い環境で測定が可能です。
 
さらに、自分の寝具環境を写真やメモで持参すれば、スタッフがより正確に提案してくれます。
 
実際の寝室環境に近い寝具で測定することで、完成後のギャップを防ぎやすく、長期的に満足できる枕が完成します。
 
③調整が何度でも可能な店舗を選ぶ
オーダーメイド枕は長期間使うものだからこそ、アフターケアが充実している店舗を選ぶのが安心です。無料で何度でも調整できるサービスがあれば、体型や寝具の変化に合わせて快適な睡眠を保てます。
 
調整が可能な店舗であれば、使い続けるうちに中材のヘタリが起きても、再度詰め直して長く使用できるでしょう。
 
④専門家が常駐する店舗を選ぶ
睡眠に関する専門知識を持つスタッフが常駐している店舗では、より的確な枕づくりが可能です。測定データだけでなく、日常の睡眠の悩みにも対応してくれるため、理想の寝具環境をトータルで提案してもらえます。
 
さらに、専門家の視点から生活習慣や睡眠姿勢の改善提案を受けることで、枕以外の部分からも睡眠の質を高められるでしょう。
 
オーダーメイド枕に迷ったら「ねむりの相談所」がおすすめ

 
自分に合った枕選びに迷っている方には、「ねむりの相談所」がおすすめです。nishikawaの睡眠科学研究に基づいた計測と専門スタッフによるアドバイスで、一人ひとりに最適な枕を提案してくれます。
 
また、枕だけでなくマットレス・掛け布団など寝具全体の見直しもできるため睡眠環境を一新したい方にもおすすめです。
 
購入後も高さ調整をはじめとしたアフターケアが充実しているため、長期的に快適な睡眠をサポートしてくれるでしょう
 

 
オーダーメイド枕が合わないなら、見直しと調整で快適な睡眠へ

 
オーダーメイド枕が合わないと感じたら、まずは原因を見つけることが改善の第一歩です。体型や寝具環境は時間とともに変化するため、定期的な調整や再測定は欠かせません。
 
購入後でも、店舗のアフターサービスをうまく活用すれば、理想の寝心地を取り戻すことが可能です。
 
睡眠の質が改善されると、日中の集中力や体調も安定しやすくなるため、より良い生活につながるでしょう。
 

【参考】
※1 寝返りしていますか?







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