
朝起きたときに、「しっかり寝たはずなのに疲れが残っている」や「体がこわばって動きづらい」と感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。
こうした不調の原因として見落とされがちなのが、睡眠中の寝返りです。寝返りは無意識におこなわれる自然な動きですが、十分にできていないと、体への負担が蓄積しやすくなります。
この記事では、寝返りが打てていないとどうなるのか、考えられる原因や寝返りしやすい環境を整えるための解決策を解説します。
目次
そもそも寝返りはなぜ必要なのか

寝返りは、睡眠中の体を守るために欠かせない動きです。健康な大人は一晩に20回前後の寝返りを打つことで、体への負担を分散し、快適な睡眠状態を保っています(※1)。
寝返りの役割を理解しないまま寝具や睡眠環境を整えても、十分な効果は得られません。寝返りが担う基本的な役割を知ることで、睡眠の質を高めるために何を見直すべきかが明確になるでしょう。
ここでは、寝返りが必要とされる理由を解説します。
- ・血流を促す
- ・床ずれの防止
- ・ふとん内の空気の入れ替え
血流を促す
同じ姿勢で長時間寝続けると、体の一部が圧迫され、血流が滞りやすくなります。血流が滞った状態が続くと、体が十分に回復しないまま朝を迎えてしまいます。
そのため、睡眠中に寝返りを打つことで圧迫される部位が変わり、血液が全身に巡りやすくなるのです。
血流が改善されると、筋肉にたまった疲労物質の排出が進み、起床時のだるさや重さを感じにくくなります。このことから、朝すっきり目覚めるためにも、寝返りは欠かせない存在です。
床ずれの防止
床ずれは、同じ部位に圧力がかかり続けることで皮膚や筋肉、血管がダメージを受ける状態を指します。高齢者に多くある問題と思われがちですが、一般的な生活をしている人でも、寝返りが極端に少ないと床ずれのリスクは高まりかねません。
寝返りで定期的に姿勢を変えることで、体の一部に負担が集中するのを防ぎ、皮膚や筋肉を守ることにつながります。
そのため、床ずれの防止のためにも、寝返りは重要な存在です。
ふとん内の空気の入れ替え
寝返りは、布団やマットレス内の空気を入れ替える役割も担っています。
人は睡眠中にコップ一杯分ほどの汗をかくといわれ、寝具内部には湿気が溜まりやすくなります。寝返りによって体が動くことで、湿った空気が外へ逃げ、新しい空気が入りやすくなるのです。
寝返りを打てないと、布団の中が蒸れたり冷えやすくなったりするため、睡眠中に不快感を覚えて目が覚める原因にもなります。
寝返りが打てないと起きることとは?

睡眠中の寝返りが不足すると、体には目に見えにくい不調が少しずつ蓄積していきます。
単に「寝苦しい」や「動きにくい」と感じるだけでなく、血流や筋肉、神経の働きにまで影響が及ぶことがあるため注意が必要です。
ここでは、寝返りが打てないと起きることを解説します。
- ・慢性的な疲労
- ・肩こりや腰痛
- ・睡眠の質の低下
慢性的な疲労
寝返りが十分に打てていない状態が続くと、体は同じ部位に負担がかかり続け、睡眠中にしっかり回復できなくなります。
本来、睡眠は日中に蓄積した疲労をリセットする時間ですが、寝返り不足によって血流や筋肉の回復が妨げられると、朝起きた時点で疲れが残りやすくなります。
とくに、「長く寝ても疲れが取れない」や「日中にだるさが続く」と感じている場合、睡眠時間よりも寝返りの質に原因があるかもしれません。
肩こりや腰痛
寝返りが少ないと、肩や腰など特定の部位に体重が集中し続けます。その結果、筋肉が緊張した状態のまま固まり、肩こりや腰痛が起こりやすくなります。
朝起きた瞬間から肩が重い、腰に違和感があるなどの症状は、寝ている間に体勢が変わっていないサインです。
寝返りによって体の向きが変わることで、本来は圧迫が分散されますが、それができないと痛みが慢性化しやすくなります。
睡眠の質の低下
寝返りが打てない状態では、体は無意識に違和感を感じ続けます。その結果、脳が浅い眠りの状態を繰り返し、深い睡眠に入りにくくなるでしょう。
夜中に何度も目が覚める、夢を多く見る、熟睡した感覚が得られないなどの状態は、寝返り不足による睡眠の質低下が原因となっているケースもあります。
また、睡眠の質が下がると、日中の集中力や判断力にも影響が出やすくなるため、寝返りは重要な存在です。
寝返りが打てないときに考えられる原因

寝返りが打てない理由は、単に「寝相が悪い」や「癖の問題」だけではなく、体の状態や睡眠環境など、複数の要因が重なって起きているケースがほとんどです。
原因を把握しないまま対策をしても、根本的な改善にはつながりません。
ここでは、寝返りが打てなくなる原因を解説します。
- ・筋力の衰え
- ・近い距離に人が寝ている
- ・寝具が合っていない
筋力の衰え
寝返りは、腹筋や背筋といった体幹の筋力を使っておこなわれます。そのため、運動不足や加齢によって筋力が低下すると、寝返りの動作そのものが億劫になり、回数が減ってしまう可能性があります。
とくに、在宅ワークやデスクワーク中心の生活では、体をひねる動作が極端に減るため、睡眠中も体を動かしづらくなることが考えられるのです。
このことから、日中の生活習慣が、そのまま寝返りのしやすさに影響するといえます。
近い距離に人が寝ている
家族やパートナーと同じ布団や狭いベッドで寝ている場合、寝返りをするとぶつかってしまうため、無意識のうちに寝返りを控えてしまう可能性があります。
この遠慮が習慣化すると、体は「動かない状態」に慣れてしまい、結果として寝返りを打つ力そのものが弱まるケースがあります。
家族と同じベッドで眠る際は、一人ひとりのスペースを確保できるよう意識しましょう。
寝具が合っていない
マットレスをはじめとした寝具が体に合っていない状態では、寝返りを打つたびに余計な力が必要になります。
たとえば、柔らかすぎるマットレスは体が沈み込み、動こうとすると引っかかりを感じやすくなります。一方で硬すぎる寝具は体に沿わず、圧迫感から動きを避ける可能性も少なくありません。
このように、体に合わない寝具は、寝返り不足を慢性化させる要因になるため注意しましょう。
寝返りが打てる状況にするための解決策

寝返りが打てない状況を放置してしまうと、疲労や痛みが慢性化し、睡眠の質そのものが下がってしまう可能性があります。
寝返りが打てない状態が続いている場合でも、原因に合った対策を取ることで状況は改善が可能です。
ここでは、寝返りが打てる状況にするための解決策を解説します。
- ・就寝環境を見直す
- ・パジャマを変える
- ・寝具を買い替える
就寝環境を見直す
寝返りを打てる環境を整えるためにも、ベッドや布団の周囲などの就寝環境を見直しましょう。
ベッドや布団の周囲に十分なスペースがないと、無意識のうちに体を動かさないよう制限してしまいます。また、室温や湿度が合っていない場合も、体が緊張し、寝返りが減りかねません。
このような事態を防ぐためにも、まずは寝室の広さや照明、空調などを総合的に見直すことが重要です。
パジャマを変える
パジャマは毎晩身につけるもののため、寝返りへの影響は意外と大きい要素です。
パジャマの素材やサイズが合っていないと、体の動きが妨げられます。とくに伸縮性が低い素材や、縫い目が多いデザインは、寝返りのたびに違和感を覚えやすくなります。
肌触りが良く、摩擦の少ない素材を選ぶことで、体が自然に動きやすくなり、無意識の寝返りを助けることにつながるでしょう。
寝具を買い替える
寝具は、寝返りのしやすさを左右する最も重要な要素のひとつです。寝具が体に合っていない場合、どれだけ環境を整えても寝返りは増えません。
たとえば、柔らかすぎる寝具は体が沈み込み、動こうとすると余計な力が必要になります。一方、硬すぎる寝具は圧迫感が強く、体が動くことを避けてしまいます。
体圧を分散し、適度な反発力をもつ寝具へ買い替えることで、寝返りのきっかけが生まれやすくなるでしょう。
[エアー]の特徴①立体的な構造で得られる体圧分散
マットレスの[エアー]はクッション性の高いウレタン素材が、凹凸構造になっています。
立体的な構造になっているため、体の一部に負担がかかりすぎない、体圧分散性に優れたマットレスです。
しっかりと体を受け止めてくれるので、寝返りもスムーズにできます。
仰向けや横向きなど、様々な寝姿勢に対応しているので、快適な睡眠ができるでしょう。
現在の敷き寝具があっていなくて寝返りができていないと感じている人は、[エアー]を試してみることをおすすめします。
[エアー]の特徴②自然な寝姿勢が保てる

[エアー]のマットレスはしなやかなウレタン素材を使用しているので、無理のない自然な寝姿勢で眠ることができます。
人は寝ている間、腰やおしりのあたりが最も重いため、ふとんが沈み込みます。
柔らかすぎる敷きふとんを使っていると体が沈み込んでしまい、逆に硬すぎると体が沿っている状態になります。
どちらの状態も自然な体勢とは言えず、寝苦しさに繋がってしまうでしょう。
寝返りしやすい寝具選びならねむりの相談所に聞いてみよう

寝具選びに迷った場合は、専門知識を持つスタッフに相談することが、改善への近道になります。
ねむりの相談所では、体型や寝姿勢、現在の睡眠の悩みを丁寧にヒアリングしたうえで、適切な寝具選びをサポートしています。自分では気づきにくい「寝返りを妨げている原因」を整理できるため、買い替え後の失敗を防ぎやすい点も大きなメリットです。
寝返りしやすい環境を本格的に整えたい人にとって、心強い相談先になるでしょう。
快適な睡眠には寝返りが必須!

寝返りは、血流促進や疲労回復、睡眠の質向上に深く関わる重要な動きです。快適な睡眠を得るためには、自然に寝返りが打てる環境を整えることが欠かせません。
寝返りがしやすい環境を整えることで、睡眠中の体の負担が減り、朝の目覚めや日中の体調にも良い影響が期待できます。
寝返りが打てない原因を理解し、環境や寝具を見直して、快適な睡眠へつなげましょう。
参考
※1 寝返りは していますか








